第76回秋季関東地区高校野球群馬大会 決勝レポート【明和県央】

第76回秋季関東地区高校野球群馬大会 決勝レポート
明和県央 準優勝 ダークホースから 本命へ
2年連続秋県大会準優勝 秋・春・秋の3大会で関東大会へ

明和県央が秋季県大会で2年連続の準優勝を果たした。地力をたくわえるチームは群馬2位で関東大会へ乗り込んでいく。

■新生・県央の強さは本物

明和県央の強さは本物だ。昨秋県大会で進撃をみせて決勝へ進出、初の秋季関東大会へ参戦した。同大会では1回戦で強豪・専大松戸(千葉)に屈して関東の壁に弾き返された。経験値を高めたチームは今春県大会でも再び準優勝となり春関東大会へ出場。そして1回戦で甲府工(山梨)に6対3と勝利して関東初勝利を挙げた。チームは、一歩ずつ進化の階段を登っている。夏の群馬大会では3回戦で高崎商に惜敗し勝ち上がることはできなかったが、その悔しさを知る2年生プレーヤーたちが再び道を切り拓いた。秋季県大会へ臨んだ新生・明和県央は2回戦で桐生清桜、3回戦で高崎と、県立実力校に勝利しベスト8へ到達した。

■準決勝で前橋商を撃破して決勝へ

ここからは真価が問われる戦いとなったが、準々決勝で高崎商大附を6対5で撃破、そして関東出場権を懸けた準決勝では、来秋のドラフト候補の大型右腕・清水大暉(2年)を擁する今夏の覇者・前橋商と対戦。エース小路颯人(2年)との投手戦となった中で、15三振を奪われながらも4番・高橋樹輝主将(2年=内野手)の活躍などで3対1で勝ち切り、2年連続で秋関東大会切符をつかみ取った。準決勝翌日に行われた決勝戦では、健大高崎に総力戦で屈して準優勝で終わったが、堂々たる結果だった。活気付くチームは昨秋・今春・今秋の3大会で関東大会へ出場することになる。3期連続での関東大会出場はチームの進化の証。もはやダークホースではない。悲願の甲子園は着実に近づいている。

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