【八王子北】『自立』『自律』『時律』

2017年、2018年夏に西東京大会16強
私学強豪撃破を狙う都立ダークホース

私学強豪相手にジャイアントキリングを起こしてきた八王子北。夏のメンバーが多く残る新チームは過去最高のベスト16を超えてさらなる高みを目指す。

■2024年飛躍の予感

“番狂わせ”を巻き起こす予感が漂っている。八王子北は2017年、2018年夏に西東京大会で2年連続のベスト16進出を果たすなど確かな実績を残してきた。2017年には桜美林に勝利、2018年には3回戦で日大二、4回戦で桜美林を撃破。5回戦では東海大菅生と真っ向勝負して敗れたが、7回まで3対3の接戦を演じた。  切磋琢磨によってチーム力を高める八王子北は2022年夏にも4回戦へ進出。今夏は2回戦で片倉に屈したが、持てる力は発揮した。今年の3年生が6人と少なかったため、夏のレギュラーの半数を2年生が占めた。実戦経験豊富な新チームは2024年夏の飛躍を目指して突き進む。

■「3つのジリツ」がチームの軸

チームを率いるのは、八王子北7年目の内田健太郎監督だ。中学時代の実績のない選手たちの能力を伸ばす指導力に加えて、投手育成に長け、数々の番狂わせを演じてきた。立川高卒業で都立野球の原点を知る指揮官は、八王子北の選手たちに「3つのジリツ」を提示している。1番目は自分たちの力で行動する「自立」、2番目は、自身を律する「自律」、3番目は、時間を管理する「時律」。内田監督は「今年のチームの雰囲気は、2018年のベスト16のチームに似ています。ジリツを理解し実践することによって選手たちが成長していくことを信じています」と語る。チームを強くするのは指導者ではなく選手たち。八王子北の選手たちは「3つのジリツ」を胸に日々の練習と向き合う。

■学年を超えた競争が活力

新チームは2年生16人、1年生6人。軸は、三瓶亮太主将(2年=内野手)、最速140キロをマークする本格派右腕エース大平拓海(2年)、左の強打者・秋山陽祐(2年=内野手)、雨宮昇平(2年=内野手)ら。8月上旬には静岡・伊豆で3泊4日の強化合宿を行い、チームの結束を高めた。合宿では、甲子園実績のある静岡実力校に勝利するなど手応えを得た。秋予選決勝では南平に苦戦を強いられたが、1年生の内野想生、右田凌來の活躍によって逆転勝利。チームには学年を超えた競争も生まれている。  秋都大会では1回戦で国士舘に敗れたが春・夏への課題を得た。三瓶主将は「学校生活から3つのジリツを意識して、チーム全員で成長していきたい。切磋琢磨しながらベスト8を目指していく」と冬トレへ向かう。八王子北は来季のダークホースになる。

おすすめの記事