「2020年夏 大会レポート 健大高崎」上州秋制覇 #健大高崎

健大高崎 V優勝「上州秋制覇」

3年ぶり5回目の秋優勝で関東大会へ 昨秋は関東優勝で選抜当確、神宮大会準優勝

健大高崎が秋季関東野球大会群馬県予選で3年ぶり5回目の優勝を果たし、群馬県1位で関東大会出場を決めた。

新生・健大高崎は2年連続の選抜出場権を視野に、千葉県開催(10月24日開幕)の関東大会へ向かう。

2020年11月号掲載

■今春は幻の選抜大会

昨秋は無双だった。群馬県3位(地元枠)で関東大会へ進出したチームは、エース左腕・下慎之介(3年)、右腕・橋本拳汰(3年)を軸に関東強豪を次々と撃破し関東の頂点にたどり着くと、明治神宮大会でも進撃をみせて全国準優勝となった。

選抜切符を獲得したチームは選抜での全国制覇を目標に大会へ臨むはずだったが、コロナ禍によって選抜大会がまさかの中止。

代替大会の夏季群馬大会は準優勝となり、選抜代替の甲子園交流試合に出場した。

前チームは、悲願の全国制覇を果たすだけの力がありながらも甲子園での大会が消えてしまった。

新チームは、3年生の思いも背負って始動した。

■準々決勝で前橋育英を撃破

 

 

群馬県予選は、決して楽なトーナメントブロックではなかった。

3回戦では、戦力充実の高崎商と対戦し8対6で競り勝った。

続く準々決勝では、永遠のライバル前橋育英と対峙し、乱打戦の末に10対7で勝ち上がった。

苦手にしていた前橋育英戦は、夏に続き2連勝となった。

今季は、絶対的なエースが不在のため、この2試合は、金子茉由、今仲泰一、髙松将斗、野手兼任の野中駿哉らの継投で山場を乗り切った。

今チームは、「打撃力」と「元気」が武器。ムードメーカー1番・堀江晃生を核弾頭にした切れ目のない打線が、投手陣を力強く援護しチームを勢いづけた。

青柳博文監督は「高崎商と前橋育英の試合に競り勝てたことがチームにとって大きかった」と、準決勝以降を見据えた。

■県1位通過で関東大会へ

準決勝・館林戦では初回に機動力を絡めた攻撃で相手を揺さぶると櫻井歩夢、伊藤翔哉のタイムリーで3点を先取。

4回には主砲・小澤周平主将の3ランなどで一挙7点を奪うと、12対3の7回コールドで完勝。

この時点で関東大会の切符を手にした。

決勝戦の相手は、青柳監督の母校・前橋商となった。

関東切符を手中にしているチームだが、県1位通過と県2位通過では関東大会のトーナメント初戦の難易度がまったく違う。

関東で勝ち上がるためには、県1位通過が理想。

決勝のマウンドは、野手兼任の野中。

青柳監督から「決勝はお前で行くぞ」と託された野中は6回を被安打4の無失点でまとめて、優勝の立役者となった。

初回に小澤主将のタイムリー、4回に吉里竜門の犠飛で得点したチームは、終盤の8回に3点を加えて5対0で勝利、秋の頂点に立った。

小澤主将は「一戦必勝で勝ち上がることができたが、ここは通過点。持ち前の打撃力と陽気さを生かして、関東で最低でも2勝して、選抜切符をつかみたい」と引き締めた。

健大高崎の進撃は、ここからが本番だ。

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