【桐生第一 野球部】「13年ぶり7度目の秋制覇」

秋季関東大会群馬県大会決勝が9月29日に行われ、桐生第一が前橋育英を4対1で下して13年ぶり7度目の秋優勝を成し遂げた。

桐生第一は2016年以来4年ぶりの選抜出場を狙い、地元群馬県開催の関東大会へ挑む。

■ 桐生第一 2年連続の関東大会へ

今泉壮介監督体制2年目、桐生第一が新体制初のタイトルを手にした。

準決勝で樹徳を14対0の5回コールドで下すと、決勝の相手は前橋育英。

桐生第一は近年、前橋育英、健大高崎の「2強」の壁を越えられずにいたが、今大会の決勝では総合力で前橋育英に4対1で勝利。

県制覇で関東大会切符を奪い取った。

桐生第一は昨秋の関東大会1回戦で習志野に延長タイブレークの末、1対3で敗れている。

あの悔しさはチームに刻まれている。

2年連続の関東大会は、地元県1位シードのため1勝すれば選抜が濃厚となるベスト4進出が決まる。

桐生第一は、このチャンスをつかみとる覚悟だ。

■ 前橋育英 県2位で関東切符つかむ

前橋育英は、決勝で桐生第一に敗れたものの準優勝で関東切符をつかんだ。

準決勝の健大高崎戦では、1年生左腕エース菊池樂が先発し6回被安打2の無失点でスターターの役割を果たせば、打線では諸田空也(2年=内野手)、須永武志(2年=捕手)のクリーンアップがチャンスで適時打を放って1年生投手を援護、5対0でライバルを下して決勝進出を果たした。

翌日の決勝戦でもエース菊池が先発したが2回に3失点を喫すると打線がつながらず巻き返すことができなかった。

準優勝となった前橋育英は、県2位のトーナメントポジションから2017年以来3年ぶりの選抜、夏に続いて2季連続の甲子園を狙う。

■ 健大高崎 3位決定戦で勝利し関東大会へ

健大高崎は左腕エース下慎之介(2年)を軸に着実に勝ち上がると、準決勝で前橋育英と対戦した。

宿敵を倒して決勝へ駒を進め関東切符を確保したいところだったが、前橋育英の投手陣を捕えることができずに0対5で無念の敗戦。

しかしながら、今年の秋季関東大会は群馬県開催のため地元出場枠は「3」。

健大高崎は、最後のイスをかけて3位決定戦・樹徳戦へ臨んだ。

樹徳戦は1対1のスコアで5回を終えたが、6、7回に計7点を奪い8対1(7回コールド)で快勝。

県3位で関東大会出場を決めた。

健大高崎は2017年春選抜以来の甲子園を視野に関東大会へ突き進む。


桐生第一高等学校

おすすめの記事