【宇都宮短大附 野球部】「進化の証」

専用球場完成から2年。

2019年は初の夏ベスト8

2017年夏に人工芝専用球場が完成した宇都宮短大附。

あれから2年、チームは今夏(2019年)に初の夏ベスト8へ進出するなど確実にスケールアップしている。

■ 創部9年、確かな成長

2019年夏、学校初の夏ベスト8入りを果たした。

宇都宮短大附野球部は2011年創部の“若いチーム”。

文武両道の精神を貫きながら、この夏、創部から8年で夏8強を成し遂げたことは、チームの方向性が正しかったことを示している。

2011年9月に増田清監督が就任。

当初は10数人の部員だったが、選手たちは情熱を持って練習に励んできた。

チームは2016年秋に創部初の県大会ベスト8進出。

そして2017年夏、待望の人工芝専用球場が完成、部員も50人を超えるまでになった。

増田監督は「自分たちの新球場ができたことで、練習に継続性が生まれ、一つのテーマを追ってチーム強化ができるようになった」と変化を語る。

新球場完成当時、1年生だった選手たちは、その2年後の今夏、8強進出の進撃をみせた。

■ 「私学強豪」が次なるミッション

今夏、初戦で佐野を3対2で下し好スタートを切ると、2回戦では好投手・小井田健悟(3年)を擁した栃木翔南に3対0で勝利、さらに3回戦は矢板中央に9回逆転勝利でベスト8へ駒を進めた。

準々決勝では文星芸大附に6対9で惜敗したものの、チームの成長を表現した。

そして新チームで挑んだ今秋はベスト16進出。

ベスト8入りを懸けた3回戦で佐野日大に0対5と敗れ、打撃面での課題を突きつけられたが、チームは“次なる壁”を越えるための確かな手応えをつかんでいる。

2017年夏以降、宇都宮短大附が敗れた6敗のうち5敗は白?大足利、作新学院、青藍泰斗、文星芸大附、佐野日大ら甲子園経験のある「私学強豪」。

この壁を越えれば、次のステージが見えてくる。

■ 個性あふれるプレーヤーたち

新チームは、個性あふれるプレーヤーたちが揃っている。

この2年生は、新グラウンド完成後に入学してきた選手で、野心と能力を備える「期待の世代」だ。

主将は、今夏のマウンドも経験した福田稔希主将(2年=投手・外野手)。

投手と外野手でプレーする万能型で、攻守にしなやかなプレーをみせる。

投手陣は、技巧派左腕エース中村真人(2年)、福田主将を軸に安定感が増した。

エース中村は「1日1日の練習を大切にして、強豪校を抑えられるピッチャーになりたい」と気持ちを込める。

打撃の核は、鋭いスイングから迫力の打球を打ち込む福田航(1年=内野手)、1年生ながらクリーンアップに座る竹谷(内野手)、伊藤(内野手)。

そして、5番でシャープな打撃をみせる須藤大飛(2年=外野手)らがしのぎを削る。

須藤は「打撃でピッチャーを援護できれば、チームが楽になる。

チャンスに強い打者になりたい」とバットを振る。

今秋ベスト16に終わったチームは、来春・夏へ向けてレベルアップを図っていく。

指揮官は「このチームは、へこたれない選手が多い。

ひと冬を越えて大きく成長してくれるはず」と期待を込める。

福田主将は「格上のチームを倒すには個人のレベルアップが必要。

先輩たちが作ってくれた道を守りながらベスト8の壁を越えたい」と話す。

2020年は創部10年のメモリアルイヤー。

チームは、進化の証をトーナメントに刻む。


宇都宮短期大学附属高等学校 

【学校紹介】
住 所:栃木県宇都宮市睦町1-35
創 立:1900年
甲子園:なし
普通科、生活教養科、情報商業科、調理科、音楽科からなる文武両道の総合高校。

部活動も盛んで施設の充実を図っている。

野球部は2017年夏に人工芝の新球場が完成した。

 

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