明大明治・加藤和幸監督
「高校野球の理想はノーサイン」
「心技体と言いますが、心を磨いて、技術、体力の順番ではない。
まず技術を磨いて、その後から体と心が付いてくる。
技術を覚えることに根気強く取り組むことで精神力が付いてくる。
覚えた技術で、さらに遠くに飛ばしたり、速く、遠くに投げたりしたければ体力をつける。
そういう考え方も含めて、自分がこれまで学んできたことを母校の生徒たちに伝えたい。
そして、伸び伸びと野球をする選手たちをみて、いいチームだなと思ってもらえるようにしたい。
やっぱり、やらされる野球は面白くない。
やるのは選手たち。
高校野球の理想はノーサイン。
彼らが自分たちで考えてプレーする。
そのヒントを与えるのが指導者の役割だと思います」
【監督プロフィール】
1954年東京都出身。
明大明治高-明治大。
クラブチームの「天城ベースボールクラブ」、社会人野球の「ヤオハンジャパン」でプレーし、監督として都市対抗野球にも出場。
その後、クラブチームを率いて日本一にも輝いた。
日大三島高のコーチなども務め、今年8月より母校の監督を務める。