

西東京大会準決勝で勝利した東海大菅生
2025夏 西東京大会準決勝【戦記】 東海大菅生対国士舘
東海大菅生
投打に盤石の戦いで決勝進出
国士舘
エース鎌村が獅子奮迅の投球
東海大菅生が西東京大会準決勝で国士舘に5対0で勝利して決勝進出を果たした。今大会のダークホースとなった国士舘の進撃は準決勝で止まった。
東海大菅生、優勝候補筆頭の実力
第1シードの東海大菅生は盤石の戦いで3回戦から準々決勝までを勝ち上がった。エース左腕・上原慎之輔、ストッパー藤平寛己を軸にした投手陣の厚さ、前田蓮主将、小上坊登生ら打撃陣の破壊力は大会随一。優勝候補筆頭として今大会を勝ち上がってきた。対する国士舘は、左腕エース鎌村曜平を軸に3回戦で国学院久我山、5回戦で日大鶴ヶ丘、準々決勝で早稲田実のシード勢を撃破してベスト4まで駒を進めてきた。
国士舘エース鎌村は満身創痍の戦い
準決勝は満身創痍の戦いだった。国士舘はノーシード参戦で2回戦から登場。エース鎌村は、準々決勝までの5試合中3試合に先発し3回戦の国学院久我山戦では延長10回を投げ切った。東海大菅生戦は鎌村が先発し粘りのピッチングをみせていった。4回までスコアレスで進んだゲームは5回に東海大菅生が1点を先取。国士舘は、6回まで1点差で耐えてきたが7回にエラー絡みで2失点。8回には疲れの見えた鎌村が打ち込まれて2失点。シード組を次々となぎ倒してきたチームだが、準決勝で力尽きた。
東海大菅生は甲子園に王手
3年ぶりのベスト4となった国士舘は準決勝で屈したが、エース鎌村を中心に守備からリズムを作り、勝負強い戦いをみせた。箕野豪監督は「大会を通じて粘り強く戦ってくれたことがベスト4につながった」と選手の健闘と称えた。エース鎌村は「仲間を信じて投げたことでチームに貢献できた」と汗を拭った。東海大菅生は、エース上原からストッパー藤平への継投で完封リレー。第1シード東海大菅生は準決勝までの5試合48得点無失点で、甲子園に王手をかけた。

国士舘 鎌村