2025年夏【甲子園レポート】日大三「新たな伝統」 エースの力で進撃をみせた
日大三のエース近藤

日大三「新たな伝統」

 日大三が高校野球選手権で、力強い戦いを見せて準優勝となった。決勝戦は惜敗となったものの堂々の準優勝。選手たちは決勝戦後に自陣アルプスだけではなく外野席、敵陣アルプス、バックネット席にも頭を下げて感謝を示した。

■背番号1近藤の2試合連続完投で8強へ


 西東京代表の日大三が甲子園で快進撃を見せた。

西東京大会優勝後に三木有造監督は「個人の力のあるチームではないので、全員で戦っていく」と語っていたが、本間律輝主将、エース近藤優樹を中心に「三高野球」を体現してみせた。決勝進出の立役者となったのはエース近藤だ。

130キロ後半のストレートとスライダーを軸に、安定感あるピッチングを披露。初戦となった2回戦の豊橋中央戦では、2失点完投で3対2の勝利に貢献。

3回戦・高川学園戦でも近藤が先発し3回までに4失点したものの、打線が初回に5点を奪うなど奮起して9対4で勝利。

背番号1の2試合連続完投によってチームはベスト8へ駒を進めた。三高の進撃は、まだ止まらなかった。

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