堀越主将がチームのまとめ役ならば、投打の中心となるのが溝口(写真右)と吉井(写真左)の2人だ。
4年前の早稲田実戦を神宮球場で観戦した左腕の溝口は、中学時代に世田谷西リトルシニアで木下幹也(横浜)の控え投手兼外野手として日本一を経験して八王子へ入学。
投球術と制球力が武器だが、昨秋の日大三戦では「一番大事なところで甘い球が行ってしまった。
そこが自分の甘さ」と反省。「エースとしてみんなを引っ張って行けるようにしたい。
(1学年下の)羽田にも負けられない」と燃える。
日大三戦では先制打を放った吉井も、日大三戦を「逆転された後、自分が打たなきゃと焦ってしまって、振らなくてもいいボールに手を出してしまった」と反省。
その悔しさを胸に、冬の間には体重5キロ増に成功した吉井は、「逆方向への打球が伸びるようになった」と成長に手応えを感じている。
2020年7月号掲載