昨夏からマスクをかぶる強肩強打キャッチャー。
迫力のスイングと、しなやかな送球は世代屈指。
昨夏も4番に座り、4年連続甲子園出場の立役者となると、聖地を経験。
新チームからは主将を任された。
秋大会では県準優勝で関東大会へ進んだが、選抜切符をつかむことはできなかった。
春、夏のリベンジへチームを牽引していたが、5年連続甲子園のタスクは後輩に託すことになった。
6月の自主練習開始日、須永は部員たちにこう告げた。
「代替大会は遊びじゃない。力を合わせて、勝ちにいく」。
キャプテンとしての責任を胸に、マスクをかぶる。
2020年7月号掲載