コロナ中断期間中に急成長を遂げた本格派右腕。
140キロに迫るストレートと、キレのあるカットボールが武器。
自主トレでは、自身での体幹トレーニングと知人とのキャッチボールを続けて、緊張感を維持した。
甲子園開催は中止となったが、代替大会を信じて努力を続けた。
6月中旬、中断明けのブルペンで威力あるボールを投げ込み、萩生田博美監督を唸らせた。
「野球ができることへの感謝の気持ちを忘れずに、一球一球を大切にしたい」(中條)。
未完のエースは、仲間とともに東京の頂点を目指す。
2020年8月号掲載