監督の声を選手たちに届ける「学生コーチ」だ。もともとはサイドスローの投手だったが高校1年冬に肘を壊して学生コーチに転向した。プレーに未練はあったが、チームへの貢献を考えて決断した。「一番の目標は、このチームで甲子園へ行くこと。そのために自分が一番貢献できる道を選んだ」(黄)。夏大会、黄は記録員としてベンチへ入る。気持ち...
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春季大会4強の鎌倉学園は、第1シードで今夏の神奈川大会へ挑む。昨夏100回記念の南神奈川大会も第1シードで戦い、準優勝(=写真)。今年は、トーナメントの左上から神奈川の頂点を狙う。スタンドを埋める生徒、OBらの迫力の応援が、今夏の選手たちの大きな力となるはずだ。 2019年8月号掲載...
墨田工業は今春、20人の新入部員を迎えた。2年生が6人と少なく、「連合チーム」の不安もある中で春を迎えたが、多くの新入部員が加入した。 就任3年目の長谷啓史監督は「地域の中学校などの協力によってチームのベースができつつある。地域への感謝のためにも結果へつなげたい」と話す。 2019年8月号掲載...
青山の練習時間は、平日午後3時半から午後5時まで。文武両道を極めるため、場所と時間を考慮して、効率良く練習に取り組むことが伝統となっている。校庭はラグビー部などと共有のため、グラウンドが使えない日は学内でフィジカルトレーニングや、外苑や赤坂周辺などで走り込みを行なっている。 2019年8月号掲載...
左中間後方のスコアボードに書かれているのは「今日一日のこと安田学園」の文字。安田学園の創設者・安田善次郎氏が心がけていた言葉の一つだ。2013年の甲子園出場の頃から掲示している。森泉監督は「打算的に先のことを考えず、今を一生懸命やりなさいという意味で捉えています」と言う。その教えは野球部内で日々、共有されている。 20...
昨冬、校内の工事の際に余った角材を頂戴し、自分たちでグリップ部分を削って長さ約2メートルの「マイロングバット」を作成した。迎えた春、昨秋1回戦で2対3の苦杯を舐めた攻玉社とブロック1回戦で再戦すると、今度は28対0の圧勝。 その後のゲームも10点、9点、8点、12点と打線は爆発。ロングバットの効果は確実にあった。田河監...
近年は東東京大会や都大会でベスト8までなかなか到達することができていないが、チーム力が低いわけではない。今春の都大会ではベスト16へ進出し、8強入りをかけて国学院久我山と対戦、シーソーゲームの末に4対6で惜しくも敗れた。昨秋の都大会は初戦で帝京に敗れた。最近の大会では、私学強豪と呼ばれるチームに行く手を阻まれてしまって...
栃木工は、今春大会準決勝で作新学院を3対1で下して、チーム力の高さを示した。日向野久男監督率いる栃木工は2016年春にも作新学院を倒すなど“作新キラー”となっている。日向野監督は「まずは名前負けしないことが大切。選手には『ビビるな。大丈夫だ!』と常に伝えている。ただし、夏の作新を倒さなければ本物とは言えない」と、夏大会...
1907年の当時の学校長・笹川臨風が校訓としてしたためた言葉。「瀧の原主義は人物を作らんとするにあり~」と、瀧の原男児の形成を追求する。宇都宮野球部は、この言葉を行動規範としてベンチに掲げている。篠崎淳監督は「人間形成が野球の上達につながっていく」と信念を貫く。 2019年7月号掲載...
高崎商には今春、32人(女子マネージャー3人)の1年生が入部しハツラツとした表情で練習に励んでいる。野球部は彼らが3年生となる2021年度に創部100年の節目を迎える。この選手たちが、高崎商の新たな時代を担う。 2019年7月号掲載...
前橋商の新グラウンドが前橋市上佐鳥町に今春完成した。3月28日にグラウンド開きが行われ、高崎商との練習試合が「こけら落とし」となった。住吉信篤監督によると、水はけが良く、効率良く練習できるという。選手たちは、この新グラウンドから甲子園を目指す。 2019年7月号掲載...
試合中、小笠のベンチを見ると、選手たちがノートを広げ、何やらメモっている。この4月より、榑松部長の提案で気になったことを記入し、意識を高めている。川村主将のノートを拝見すると、面白そうなページに目が留まった。イニングごとに○△×の記号が入っている(写真参照)。「試合に出ていない時に、外から見て、チームの流れが良かったの...