健大高崎は戦術スローガン「機動破壊」が知られているが、チームの原点となる部訓は、孟子の「不如人和」。 健大野球部創立当初、斎藤章児氏(農大二元監督)からこの言葉を授かった青柳監督が、部訓として掲げた。「天時不如地利 地利不如人和」からの言葉で、「天の時があっても地の利がなければ勝てない、また地の利があっても人の和がなけ...
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前橋育英は、全国制覇を果たした2013年夏以来、大会直前に全選手が頭を「丸刈り」にする伝統が引き継がれている。 強制ではなく、選手たちが楽しみながら自主的に取り組んでいる。 北原翔主将は「大会直前になると『よし、やろう』という声が上がって、翌日にはみんなが丸坊主になっています」と笑顔をみせる。 丸坊主作戦スタート以来、...
チームでは数年前から加圧トレーニングを取り入れている。専用の加圧器具(ベルト)を使用し、適切に血流を制限した状態でトレーニングに励む。軽い負荷で高い効果が得られ、回復も早いという。森幸輔(3年=外野手)は「腕と足が太くなって打球や遠投も伸びています。なによりケガがありません」と効果を口にしている。 2018年7月号掲載...
静岡商の投手陣は1キロのメディシンボールを使い、体幹を鍛えている。OBの國松歩(現JR東日本)から教わり、主に冬の期間に行う。 力強いボールを投げ込む高田稔壽(3年=投手)は「投げる時の捻りの動作に似たメニューもあり、体が強くなっています」と成長を実感している。 2018年7月号掲載...
俊足揃いの現チームが取り組む走塁改革の中で、福島監督が新たに考え出した盗塁練習。まず、「右投手が素早いけん制をしてギリギリ戻れる距離」である4.3メートルのリード幅を知り、そこからのスタート&帰塁の感覚を養う。「これまでは勢い任せだったものに根拠を持たせたい」とストップウォッチで秒数を計測して精度を上げる。 2018年...
創部8年目、トーナメント席巻を狙うチームは「常笑野球」をスローガンに練習に励む。3塁ランナーコーチとしてチームをまとめる猪股吾朗主将(3年)は「自分たちの力を過信してしまい、隙が生まれていた部分もあったと思う。最後の夏は、もう一度挑戦者の気持ちでぶつかっていきます」と引き締める。夏は、個の戦いではなく、チーム力の勝負。...
国士舘の名物練習は、ホームからセンターバックスクリーンまでの「115メートル」往復を38秒以内で走るインターバル走(計10本)だ。選手たちは、この練習のあとグラウンドに倒れ込むという。永田監督は「夏大会前に実行して、選手を追い込んでいきます」と、その時期を待つ。地獄の115トレーニングが、選手たちに「国士舘魂」を吹き込...
帝京は今春、OBで元日本ハムの芝草宇宙氏が特別投手コーチに就任した。甲子園に3度出場した芝草氏は1987年の夏甲子園でノーヒットノーランを達成し4強へ進出。高校卒業後、日本ハムに入団しNPBで計46勝を挙げた。月に2回ほど後輩の指導にあたる芝草氏は「母校に恩返しする気持ちで引き受けました。やりがいを感じながら指導してい...
AM5:00…起床・食事 → AM6:00…合宿所出発 → AM8:00…球場到着 → AM10:00…試合開始 → PM1:00…試合終了 → PM2:00…バス出発 → PM2:30…車内軽食 → PM4:00…合宿所到着 (AM10:00試合の場合) 小倉全由監督「球場インの時間から逆算してスケジュールを立てて...
宇都宮白楊野球部には、自己成長を促すための二冊のノートがある。毎日の練習の感想などを記す「野球ノート」と、スケジュールの確認とチェックを行う「目標達成ノート」だ。中田健太主将は「計画を立てることでムダな時間がなくなっている」と話す。二冊のノートを駆使するチームは過去最高ベスト4超えを目指す。 2018年5月号掲載...
文星芸大附はこの冬、地獄の打撃練習とフィジカルトレ―ニングをこなしてきた。栃木屈指のスラッガー葭葉幸二郎(3年=内野手)は「どのチームにも負けないくらいバットを振ってきた。その成果を夏にぶつける」と話す。今夏、清原球場が、文星劇場になるかもしれない。 2018年5月号掲載...
館林の練習場の隣には防風林として植えられた「松林」がある。 選手たちは毎日、松林を掃除したあと、松林を走ったり、松林内のブルペンを利用したりしてトレーニングを積む。松林は、館高野球部には欠かせない場所となっている。 2018年5月号掲載...