成績が低迷していても変わらなかった伝統がある。それは、工藤監督が「本当に皆さん温かい」と話すOBの応援や、「これが無くなれば桜美林ではない」という“全力疾走・全力発声”だ。これがあるからこそ、応援されるチームであり続け、部員の結束力も強い。また、1997年から採用している女子マネージャーも「大きな戦力」と監督・選手は声...
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伸びしろの大きいチームだ。走攻守3拍子揃った大型遊撃手・平林主将、抜群の打撃センスを誇る西村逹貴(2年=内野手)らが占めるクリーンアップの破壊力は都屈指。下位打線に長距離スラッガー・佐藤優太(2年=レフト)らが配置され、裏クリーンアップを形成。どこからでも得点が奪える打線を目指す。また機動力も磨いている。黒川太一助監督...
2014年2月の記録的な大雪で、手作り室内練習場が倒壊した。その年末に、同窓会やOBの寄附により、新たな室内練習場が完成した。林広大副将は「多くの先輩たちの支援のおかげで僕たちは練習できている。感謝しながら室内練習場を使っています」と話す。2018年1月掲載 ...
前橋南は、高崎高出身のプロトレーナー・新井宏隆氏(アスレ所属)が定期的にフィジカルトレーニングを施す。ダッシュ、ジャンプ、ベースランニングのフィールドテストを実施し、各数値をチェック。選手ごとのトレーニングに落とし込む。チームの数値は、シーズンが進むに連れて進化。選手たちは、夏に照準を合わせて身体強化に励んでいる。20...
佐野東は8人プラス助っ人で戦ったことで多くを学んだ。それは16強という結果以上に、大切なことなのかもしれない。チームは、誰か一人欠けたら戦うことができない。また、一人が複数のポジションをこなさなければスクランブルに対応できない。それが選手たちに自覚を与えた。限られた人数のため、普段の練習では実戦練習ができない。だからこ...
「1分9秒です!」とマネージャーの声が響き、選手たちは口々に「もっと速く。もたつくな」と鼓舞し合う。ダイヤモンド10周のボール回しで、1分を切るのがこの練習のテーマだ。正確な送球と捕球、素早いステップワーク、さらにスピード感が要求される。大事なのは互いの呼吸を合わせること。統率の取れたチームワークの源だ。2018年1月...
野球ノート 大東大一は、各部員が毎日「野球ノート」をつけ、週1回提出する。「気持ちが乗っているときは何ページも書くなど個々の精神状態や性格が見えてくる。面白いですね」と宮城監督。野球ノートを見て、選手に声を掛けることもあるという。入学当初は野球の技術面を書いていた部員も、3年夏大会前には最後の夏にかける思いや仲間のこと...
学校の玄関前のわずかなスペースで行うゴロ捕球。用いるのは、いびつな形でどこにバウンドするか分からない「リアクションボール」。動体視力と反射神経を養い、ボールを最後まで見るトレーニングになる。「学校のグラウンドが人工芝でどうしても腰が高くなってしまうので、それを直すことにも役立つ」と部員たちは効果を実感している。2018...
1973年以来の甲子園へ近づいているが、目の前に立ちはだかっているのが日大三だ。チーム強化元年の2005年以降、日大三とは公式戦で9度対戦しているが、一度も勝つことができずに9敗。4度の決勝の相手はすべて日大三だ。佼成学園にとって日大三は、越えなければいけない相手だ。藤田監督は「三高の恐さは私が一番知っています。選手は...
関東一は、冬トレの成長を図るため定期的に能力測定を実施している。スイングスピード、遠投、立ち幅跳びなどをチェック、各自が数値を伸ばす。米澤貴光監督は「スイングスピード120キロ以上出せ!」とハッパをかける。ちなみにプロ注目の石橋康太(2年=捕手)のスイングスピードは最速147キロだ。2018年1月掲載 ...
矢板野球部員は、毎月1~2回、相撲部の土俵へ出向き、稽古をつけてもらっている。全国屈指の強豪・相撲部に“弟子入り”し、股割りや四股などを学ぶ。原卓寛監督は「体の使い方を学ぶことで野球に応用できる」と話す。矢板の選手たちは、相撲道をヒントに夏のトーナメントをかけあがる。 2018年4月掲載 ...
選手たちの後方支援に力を合わせるマネージャー4人(清水怜奈さん、町田咲綾さん、潮真優さん、石坂弥愛さん)。グラウンドでは練習の時間計測などを行うほか、おにぎりやチャーハンなど“補食”の準備に心をこめる。唯一の3年生・石坂弥愛さんは「おいしいご飯をつくって選手たちを支えたい。マネージャーになってから夏の大会で校歌を歌えて...