太田 21世紀枠候補 関東地区代表に選出!
21世紀枠候補初選出 1月28日に選抜選考委員会開催
太田が今春の第94回選抜高校野球大会の21世紀枠関東・東京候補に選出された。21世紀枠は全国候補9校のうち3校に選抜切符が届くことになる。初甲子園を狙う伝統進学校は、1月28日の選考委員会の結果を待つ。
■文武両道の精神で日々精進
太田は昨秋の秋季県大会でベスト8進出を果たした。前チームは春・夏連続ベスト4となっていた中で、先輩たちの思いを引き継いだ新チームの選手たちが堂々たる戦績を残した。新チームは、小林風斗主将(2年=捕手)、阿部圭汰副将(2年=内野手)が前チームからのレギュラーだったが、投手陣の整備をはじめ土台から作り上げていった。先輩たちが残してくれたレールがチームの“道しるべ”だった。秋季大会1回戦では館林商工に12対2で勝利し好発進すると、2回戦では富岡を10対3で下した。3回戦桐生工は拮抗したゲームとなったが、先発・木部広太から長澤昂平への継投により4対1で勝利しベスト8へ駒を進めた。準々決勝は私学強豪・健大高崎が相手となったが4回までスコアレスの展開。太田は5回に1点を先制したが、5、6回に計6失点し突き放された。スコアは2対7だったが、善戦と言える内容だった。
秋季県大会後、太田は21世紀枠県推薦校となり、関東・東京候補に選ばれた。12月22日に同校で行われた伝達式で表彰を受け取った小林主将は「僕たちだけの力ではなく、120年の学校の歴史があって、それが今回の21世紀枠候補につながった。野球人である前に人として候補にふさわしい行動を取っていきたい」と話す。岡田友希監督は「責任、自覚を持って甲子園でも戦えるチームづくりをしていきたい。どのような選考結果になっても最終的なゴールは夏なので、文武両道の精神で日々精進していく」と語った。選考委員会は1月28日に開催される。