
ノーシード修徳が第2シード小山台に勝利。修徳・エース築田が9回2失点の完投勝利
東東京大会
ノーシード修徳が第2シード小山台に逆転勝利。修徳・エース築田が9回2失点の完投勝利
東東京大会3回戦でノーシード修徳が第2シード小山台に3対2で勝利した。小山台はリードしながらも追加点が奪えずに無念の逆転負けとなった。
執念の逆転劇だった。
修徳は0対2で迎えた7回にエンドランを絡めた攻撃で1死2・3塁の好機を迎えると、スクイズを試みた。しかし、3塁ランナーがアウトになった上に2塁ランナーも狭殺プレーで憤死するダブルプレー。絶好機を逸したかに見えた。
だが2死2塁から3番・長内栄翔の右前適時打で1点差に迫って、流れを引き寄せた。
夏初陣の山崎剛史監督は「そのまま終わっていたら難しいゲームになった。あの1点が大きかった。後半勝負と伝えていた中で、粘り強く戦ってくれた」と振り返った。
1点差に迫った修徳は8回に再びチャンスをつかむ。7番・田島維力が同点二塁打を放つと、エース築田駈翔の中前適時打で逆転に成功した。
エース築田は、2回に2失点したものの3回以降は気迫の投球で得点を許さずに我慢を続け、逆転勝利につなげた。最後の打者を打ち取ると、拳を握って喜びを爆発させた(写真)。
9回2失点で完投勝利を挙げた築田は「2失点して、焦りはありましたが、なんとか耐えることができました。自分のタイムリーでの決勝点は、全員の気持ちで打ったヒットでした」と笑顔をみせた。
1点差の攻防戦は、見応えのある好ゲームだった。
(2025.07.14)