
作新学院 王座奪還
2016年夏の全国制覇から10年目
5年ぶりの甲子園出場へ投打充実
2016年夏に全国制覇を成し遂げた作新学院。あれから10年、チームは2021年夏以来5年ぶりの甲子園出場、そして全国優勝を狙う。(取材・永島一顕)
2016年夏に今井を擁して全国制覇
10年目の夏に復活を期す。作新学院は2011年夏からの栃木大会で破竹の10連覇を成し遂げて強さを誇示した。栃木に、作新あり、を全国に印象付けた。全盛期となった2016年夏には、エース今井達也(現アストロズ)、入江大生(DeNA)を擁して夏大会へ挑むと、栃木制覇を達成して夏の甲子園へ。エース今井を軸に聖地で力強い戦いをみせて準々決勝で木更津総合、準決勝で明徳義塾に勝利。決勝・北海戦でも攻守に隙のない戦いで点差を広げると7対1の完勝で、54年ぶりに全国の頂点に立った。あれから10年目の夏、チームは5年ぶりの甲子園出場を狙っていく。
夏に向けて、たくましく
今季のチームは、秋大会準々決勝で佐野日大に3対6で敗れてオフシーズンに入った。冬までは佐藤充彦監督が指揮を執っていたが春大会前に、小針崇宏前監督が指揮に復帰した。攻守の土台を再構築して臨んだ春大会準々決勝ではチーム成熟度が足りずに青藍泰斗に5対8と打ち負けた。上野大翔主将(3年=一塁手)は「昨秋、今春と8強で終わり、チームに何が足りないのか考えながらそれぞれが1球、1点に対する意識を高く持って練習してきた。その発表の場は夏だと思う」と巻き返しを誓う。作新学院は毎年、春から夏にかけて猛練習を積むが、その道のりがチームをたくましくしていく。
攻守に堅実な作新野球を実践
5年ぶりの夏制覇を狙う今年のチームは、澤村友真(3年=遊撃手)と上野のダブル主将制。リードオフマン役が期待される澤村がチーム全体をまとめ、強打の上野がゲームでチームを牽引していく。投手陣は後藤遥斗(3年)、大貫湊生(2年)が軸となり、アウトを積み上げれば。打撃陣は上野主将、大貫湧生(2年=DH)、伊藤玄登(2年=左翼手)らが状況に応じたバッティングで得点につなげていく。澤村主将は「自分たちはチャレンジャー。どこが相手でも作新の野球を貫いて甲子園へ行きたい」と力を込める。王座奪還。攻守に堅実な作新野球で、もう一度、栃木の覇権を奪う。







