
住吉
左腕エース原田を軸に秋予選3連勝
「夏ベスト16」を目標にチーム一丸
戦国・神奈川でじわじわと地力をつける県立住吉。野球を楽しみながら強みを伸ばす選手たちは秋予選3連勝。手応えをつかんだチームは「夏ベスト16」を目標に、シーズンを通じた進化を誓っている。
■昨夏は3回戦で王者横浜と対戦
JR武蔵小杉、元住吉駅が最寄り駅の住吉。校庭には練習試合ができる広さのグラウンドが広がり、川崎市の公立としては恵まれた練習環境になっている。
2016、2021年夏には4回戦へ進出するなどの結果を残すほか、2024年秋3回戦で横浜清陵に1対4の接戦を演じ、2025年夏には3回戦で武相に2対6で敗れたものの粘り強い戦いをみせた。さらに今夏には3回戦で王者・横浜と対戦する巡り合わせ。0対11の5回コールドとなったが、スター軍団に立ち向かった。
そのゲームには新チーム主将・武藤宏喜(2年=捕手)、県立屈指の左腕エース原田夏煕(2年)、攻守の要・米沢圭右(2年=二塁手)、4番・橋村海音(2年=一塁手)、俊足巧打の平井琉惺(2年=中堅手)ら2年生の多くがスタメン出場し、貴重な経験を積んだ。
■投打に個性派揃いの最強世代
新チームは武藤主将、エース原田らを軸に始動した。選手たちはミーティングで、今シーズンの目標を「夏ベスト16」に決めた。これまでに何度も跳ね返されてきた4回戦の壁を越えて、新境地を目指す意志を示した。
夏ベスト16になるには、シードクラスを撃破する必要がある。そのためには何が必要か。武藤主将たち2年生はスローガンを「凡事徹底」と定めて、プレー以外の部分にこだわって行動することを決めた。武藤主将は「個人の力はあるので、日常生活から規律を守って、隙のないチームになっていきたい」と話す。
チームは米沢がバッティングリーダー、宮内亮丞(2年=左翼手)がトレーニングリーダーとなり練習をマネジメント。宮内は「1年を通じて練習から盛り上げて、夏の結果につなげたい」と声でチームを牽引する。
■新しい歴史をつくっていく
秋地区予選は、向の丘工、荏田、連合(生田東、高津)との組み合わせ。2戦目の県立実力校・荏田とのゲームが関門となった。
予選1位突破をかけたゲームで、エース原田がナックルカーブを駆使した投球で、1失点の完投で2対1と勝ち切った。住吉は予選3連勝で2年ぶりの秋県大会出場を決めた。エース原田は「予選3連勝はチームの励みになるが、ここが始まり。夏ベスト16という目標へ向けて、シーズンを通じて成長していきたい」と引き締める。
橋村副将、平井副将は「みんな野球が大好きで、毎日の練習を楽しんでいる。力を合わせて新しい歴史をつくっていきたい」と進化を誓う。今季のダークホースになる可能性を秘めている。






