「今年の甲子園大会は中止になったけど、後輩たちには僕らが行くことができない甲子園を目指してほしい。 野球ができることが当たり前ではない状況の中だからこそ、1日1日を大切にしてほしいと思います」 小学校時代から日野の試合を観戦し、日野のユニフォームで甲子園に行くために入学。 昨夏の西東京大会2回戦・早大学院戦では完投勝利...
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月刊高校野球CHARGE!編集部
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日野・嶋田雅之監督 「選手たちは、日野で、私学を倒して甲子園へ行くために野球をやってきた。 子供たちの思いを考えると、心が痛む。 でも、これで終わりじゃない。 代替大会がある以上は思い出作りにしないで、やるだけやっていきます。 選手たちは、それを求めて、日野高に来たので思い出作りでは満足できないはず。 日野のプライドを...
横浜商・小嶋一紀監督 「甲子園を目指してきた選手たちにとって、大会中止は受け入れがたいこと。 喪失感は想像をはるかに越える事だと思っています。 でも何かを恨んだとしてもこの事実は変えられず、怒りに変えても何もなりません。 この事実をゆっくりと受け止めて、前を向いていってほしいと思います。 一歩を踏み出すための支援をする...
Y校史上最強チーム、神奈川独自大会のテッペンへ 横浜商の夏はこれから始まる。 プロ注目・笹川吉康擁するY校史上最強チームは神奈川独自大会のテッペンへ駆け上がる。 2020年8月号掲載 (取材・伊藤寿学) ■ 甲子園への道を信じて 甲子園への道を信じて、精一杯、できることをやってきた。 休校期間中は、小嶋一紀監督の指導の...
東亜学園のバックネット裏スタンド・スコアボードには、昨夏の試合スコアが掲示されている。 2018年秋ベスト4の実績を掲げ東東京の優勝候補として夏大会へ臨んだが、結果は1回戦・東京実で1対3の敗戦。 大会直前に、武田朝彦監督が網膜剥離で入院するなどトラブルがあり、チームは持てる力を発揮することなく大会を去った。 夏大会後...
東亜学園・武田朝彦監督 「保護者や学校へ感謝を伝えたい」 「他の競技では大会がないまま終わっている状況で、高校野球は最後の大会を用意していただきました。 グラウンドでも学校生活でもルールを守りながら責任ある行動を取らなければいけないと伝えています。 時代が大きく変わっていますが、環境への言い訳はせず、新しい戦いをみせた...
常葉大橘・片平恭介監督 「選手たちは想像以上に成長」 「甲子園大会の中止が決まり、選手にどういう言葉をかけていいのか分からなかった。 3年生たちが2日間のミーティングを経て『代替大会は思い出の大会として終わるのではなく、下級生と競争してレギュラーを争いたい』と言ってきたときは、彼らの成長を感じた。 これまで取り組んでき...
中堅手の村本は2年半の経験を将来に生かす。 1年秋に二塁のレギュラーを掴んだものの、2年の春と夏はベンチ外を経験。 「下級生から試合に出ていたので、2年の頃はどうしても結果を残さないといけないという焦りがあった」と振り返る。 それでも、ひたむきに努力を重ね、今年は中堅のレギュラーに定着した。 まさかの甲子園中止に「自分...
コロナ中断期間中に急成長を遂げた本格派右腕。 140キロに迫るストレートと、キレのあるカットボールが武器。 自主トレでは、自身での体幹トレーニングと知人とのキャッチボールを続けて、緊張感を維持した。 甲子園開催は中止となったが、代替大会を信じて努力を続けた。 6月中旬、中断明けのブルペンで威力あるボールを投げ込み、萩生...
日大鶴ヶ丘・萩生田博美監督 「選手たちは想像以上に成長」 「3カ月間の自主練で選手たちは想像以上に成長していた。 チームは6月下旬から紅白戦をスタートして、実戦練習を重ねてきた。 甲子園大会はなくなったが、我々が目指す『東京制覇』は変わらない。 そのためには3年生優先ではなくチーム全体で競争をして背番号を勝ち取ってほし...
向上は昨年度から女子マネージャーを初めて採用した。今年6月に新グラウンドが完成したが、アナウンスなどが必要になるために募集をかけたところ、髙下純伶さん(2年)と市川希さん(2年)が応募。平田隆康監督たちの信頼を得て、正式に入部となった。市川さんは「高校3年間でしかできないことをやりたかった」と話す。髙下さんは「初代にふ...
今年6月に新グラウンド完成。 いまこそすべてを出し切るとき 向上の選手たちはこの冬、心技体で大きな成長を遂げていた。 甲子園大会が中止となった今こそ、チームスローガンである「ALL OUT」を実行する覚悟だ。 2020年8月号掲載 (取材・伊藤寿学) ■ 神奈川県下最大級の部員数 2019~2020年は「改革」の年だっ...