
横浜が今夏の神奈川大会を制して3年ぶり21回目の甲子園出場を決めた。今春の選抜を制したチームは春・夏連覇を狙って甲子園に乗り込んでいく。
■「本物とは何か?」を追求
神奈川制覇の道は決して平坦ではなかった。
昨秋明治神宮大会を制して秋の全国制覇を果たした横浜は今春の選抜を制して、その力を誇示した。しかし、夏の神奈川も制することは簡単ではない
。一昨年は決勝で慶應義塾に敗れ、昨年は東海大相模に屈した。夏に勝つチームが本物。
村田浩明監督、そして選手たちは「本物とは何か」を追求しながら夏の準備に入っていった。選抜全国制覇という目標を達成したことによってメンタル的にも難しい局面があった。
指揮官は、春県大会で多くの選手を起用し競争を促した。そして夏仕様のチームへと変貌を遂げた。
その先に甲子園があった。