【日体大荏原 野球部】「凡事徹底」#日体大荏原

秋の悔しさを春・夏へ

全員でつなぐ野球で一戦必勝

秋季大会1次予選決勝で惜敗した日体大荏原。上位を狙える力を秘めていただけにショックは小さくなかった。

悔しさを糧にするチームは「凡事徹底」を今季のテーマにして、グラウンドだけではなく学校生活から細部にこだわっていく。

2020年12月号掲載

■まさかの予選敗退

秋季大会1次予選決勝は、まさかの結果だった。

日体大荏原は、都大会出場権を懸けて日本学園と対戦した。日体大荏原は、石黒大志主将(2年=捕手)の先制打で1点を奪い、ゲームを進めたが8回に同点に追いつかれて、ゲームは1対1で9回へ。

守る日体大荏原は、エースの左腕・宇藤武蔵(2年)が2死3塁のピンチを迎えた。緊迫した状況で、相手が仕掛けてきたのはホームスチール。エース宇藤が左腕だったための奇策だったが、慌てた宇藤のアクションがボークとなり、ランナーが生還。

この1点が勝敗を分けた。

エース宇藤は「これまでの野球人生で一番悔しかった。一球、1プレーの大切さを知らされた」と振り返った。主砲・石黒主将、エース宇藤の投打の軸が揃っていただけに、悔しい敗戦となった。

 

■東東京で一番になるための約束

予選敗退後、選手たちはミーティングを行った。

なぜ負けたのか、なぜ9回にホームスチールを許したのか。

選手たちは、それぞれの意見をぶつけて、これから何をすべきかを話し合った。そして、チームの目標、各ポジションの役割を決めた。

チームのスローガンは『凡事徹底』。予選敗退の反省を糧に、グラウンドだけではなく学校生活でも細部にこだわり、徹底していくことを誓った。投手陣は「信頼される投手陣へ」、捕手は「チームを勝たせる捕手」、内野は「鉄壁の内野手」、外野は「執念」を目標に掲げた。

それは来夏に、東東京で一番になるための約束だった。選手たちは、練習前に各目標を暗唱し、練習に打ち込む。

■チームを一度リセットして春・夏へ

秋季大会は、悔しい結果となったが、攻守の戦力は整っている。

チームの核は、1年夏からメンバー入りしている主砲・石黒主将。勝負強い打撃、堅実な守備ともに絶対的な存在として、チームを牽引する。また投手陣は、左腕のエース宇藤のほか、大型右腕・石川幸希(2年)、1年生の技巧派右腕・平田遼(1年)が切磋琢磨し、マウンドを目指す。

また秋季大会後はチームレギュラーを白紙に戻して、野手陣の底上げを図る。

エース宇藤が「普段の練習の積み重ねが大切。技術だけではなく、球児として日常生活から引き締めていきたい」と話せば、石黒主将は「個人プレーではなく、チーム全員でつなぐ野球をすることで東京制覇を目指す」と、春・夏を見据える。

相原健志監督は「秋の悔しさを決して忘れてはいけない。普段の生活が、すべて野球につながっていく」と指導に情熱を注ぐ。

 

おすすめの記事