プロ7年目 西武のエースとして活躍
「沼田市の魅力を発信していきます!」
群馬県沼田市出身の埼玉西武ライオンズ髙橋光成投手が、沼田市親善大使に就任した。沼田市が同市の魅力を発信するために依頼。地元愛あふれる髙橋投手は、沼田・利根地域の魅力アップに貢献していく。
■前橋育英時代に全国制覇
髙橋投手は、沼田市利根町出身。自然に囲まれた地域で育ち、 野山で野生動物を追って遊んでいたことで足腰が鍛えられたようだ。中学時代は軟式野球でプレー。「利根町にすごいピッチャーがいる」と評判になった。県内のいくつかの強豪高校から誘いがあった中で、前橋育英でのプレーを選択。高校1年生の夏にメンバー入り、同秋から主戦としてマウンドに立つと威力あるストレートで存在感を示した。高校2年生だった2013年夏には、2年生エースとして前橋育英を甲子園初出場へ導く。甲子園でも圧巻の投球をみせると全国制覇、優勝投手となった。高校3年生秋のドラフト会議で西武ライオンズからドラフト1位指名を受けて入団。1年目から5勝を挙げ、2020年までの6シーズンで32勝をマークしている。
■市民の誇り及び愛着を醸成
2021シーズンは自身初の開幕投手に抜擢されるなど、エースとして認められていく。開幕から2カ月で10試合に先発登板して5勝負けなし。「開幕前に負けるまで髪を切らない」と宣言していたことから、長髪をなびかせてのピッチングとなったがそれも脚光を集めていた(提供写真は、長髪の時期に撮影)。開幕11試合目で初黒星を喫して、さっぱりした髪型に戻っている。沼田市は、髙橋投手の人気、活躍ぶりを考慮して「沼田市親善大使」に依頼、本人から快諾を得たという。沼田市は「髙橋光成投手が活躍することは本市の魅力を広く発信し、認知度の向上並びに市民の誇り及び愛着を醸成することと同義であることから親善大使を依頼するものです」としている。髙橋投手は「地元のみなさんが元気になるように、沼田市の魅力を発信していきます!」とコメントを寄せている。
髙橋光成(たかはし・こうな)
1997年2月3日、群馬県沼田市利根町出身。前橋育英ー埼玉西武ライオンズ。前橋育英2年生の2013年に夏甲子園で全国制覇。2014年秋のプロ野球ドラフト会議で西武から1位指名。プロ7年目の2021シーズンは初の開幕投手を務めた。