ピックアップゲーム
秋季東京都高校野球大会 一次予選1回戦
国学院久我山 VS 日野
国学院久我山
新チーム「久我山野球」体現
日野
無念の予選敗戦、春へ希望
今夏の西東京大会準優勝の国学院久我山と、都立の星・日野が秋季一次予選で激突。国学院久我山が勝利した。
国学院久我山が完成度で上回る
今夏の西東京大会で決勝まで進出した国学院久我山は、上田（２年＝内野手）、下川邊（２年＝内野手）、齋藤（２年＝外野手）の夏レギュラー３人がチームに残り、センターラインが安定。先発マウンドには背番号11の成田が立った。国学院久我山は２回、四死球と相手ミスでチャンスを広げるとスクイズなどで日野を混乱させる。さらに齋藤、下川邊、成田らの安打で一挙６点を奪い、ゲームの主導権を握った。４、５、６回には出塁した走者を手堅く送ってチャンスメイク。先輩たちが西東京大会でみせた「久我山野球」を、２年生たちが体現し９対２の７回コールドで完勝した。上田主将は「久我山野球を追求してもう一度甲子園へ行く」と力を込めた。
日野は、無念の敗退となった。３番・廣岡、４番・森、エース松本ら能力の高い選手が揃うが、成熟度が足りず、自滅した形となってしまった。嶋田雅之監督は「負けたがこのチームの力がないわけではないので、この敗戦を無駄にしてはいけない」と語った。日野は、この悔しさを糧に強くなる。
国学院久我山・成田（投手） 背番号10を背負い予選のマウンドへ。打撃でも４番を任される投打の要
日野・松本（投手） 背番号１のサウスポー。伸びしろ十分で春・夏までの成長に期待
