日野のグラウンドには、夏大会予選の抽選会までの日数が掲げられている。春から夏は、約3カ月。予選、そして大会開幕までの日数を日々、確認することで、意識を高めている。日野の夏は、すでに始まっているのかもしれない。 2019年6月号掲載...
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佐野のチームスローガンは「Full Smile」。大会で敗れた経験などから、選手たちが話し合って決めたという。プレーでは「全員ホームラン」を目指し、フルスイングを続ける。選手たちは、どんなときも笑顔を忘れず、全力で戦いに挑んでいく。 2019年5月号掲載...
黙々と練習に取り組む選手が多い中で、ひと際明るくチームを盛り上げているのが副将・秋葉佑介(3年)だ。監督や選手たちとコミュニケーションを図りながら、ときに笑いを振りまいていく。「悪い流れのときにチームを盛り上げていくのが自分の役割」(秋葉)。 彼の努力がチームを変えていく。 2019年5月号掲載...
谷川岳を望む専用球場で練習を積む利根商。冬季は、雪や霜によってグラウンドが使えない時期があるが、室内練習場のほか、ドーム型人工芝練習場「利根商ドーム」、トレーニングジムなどが整備され、年間を通じて練習を積むことができる。公立ながらも恵まれた環境となっている。 2019年5月号掲載...
前橋商にとって2019年は、新たな環境で「夏」を迎える最初のシーズン。周囲の期待も高まっている。新グラウンドで再出発を図るOB指揮官・住吉信篤監督は「過去の台風被害にめげず必死に努力してきた過去の選手たちの苦労の集積が、新グラウンド完成につながった。新しい場所で、地域に愛される野球部を作り、甲子園を目指す」と語った。池...
冬の期間は、丸太トレーニングで体を鍛える。全選手が横二列に並び、約10種類のメニューをこなす。土井主将が「一番キツイ」というのは縦振り。丸太を縦に持って、掛け声をかけながら上下に振っていく。主に肩周りの筋力がつき、一冬を越えると打球の飛距離が伸びる。 2019年5月号掲載...
中大横浜は、馬場悠生・樹希の双子兄弟がいる。兄・悠生はサード、弟・樹希はピッチャーとしてチームを支えている。ふたりは小学校で野球を始めて以来、ずっと一緒にプレーしている。以心伝心。阿吽の呼吸でプレーするふたりが、チームを県大会初勝利へ導く。 2019年5月号掲載...
数学教師の柴田監督が実践するのが「選手に考えさせる野球」。その一環として行なっているのが、練習試合などのスコアシートを選手全員に配り、1球1球を振り返る作業。白黒でコピーしたものを使用し、その時々の投球心理やポジショニングなどを話し合い、赤ペンや蛍光ペンを使って書き込んでいく。課題解決が狙いで、思考力を高める効果もある...
慶應を陰で支える貴重な部員だ。ふたりは部費管理や書類作りなどチームの事務全般を担っている。福田は腰のケガが完治せず1年夏に裏方へ、橋口は1年冬に首脳陣から白羽の矢が立った。それぞれ選手として練習したい気持ちもあったが、自分よりもチームを優先し、主務・副務としての責務を負う。 「この仕事によってチームが回っている」(福田...
大山・蒲田・目黒学院・六郷工科「4校連合」は、昨秋大会前に「連合Tシャツ」をつくった。公式戦はそれぞれの学校のユニフォームだが、練習試合などは「連合Tシャツ」を着てゲームへ臨んでいる。深井雄司(蒲田・3年=内野手)は「『連合Tシャツ』を着ることで、一体感が生まれる」と話す。各学校名が入ったTシャツが、連合で共に戦った証...
亜細亜大野球部伝統のトレーニング。「何で『やりがい』って言うのかは知らないですけど」と笑う同大出身のロバートコーチが導入し、冬場に校庭のダイヤモンドを周回する形で実施。二人一組の「手押し車」、「肩車」に「アヒル」、「カエル」、「ぴょんぴょん」と名前は可愛いが「ただただ辛い」というハードなメニューを複数セットこなし、体幹...
世田谷学園の部室通路には、色紙に書かれた「格言」がびっしりと張られている。成瀬智監督が試合や練習で話した言葉を、監督自らが色紙に書き留めている。 その数は、優に100枚を超す。石井滉太郎主将は「野球だけではなく学校生活についても書いてくれている。毎日見ているので、自然に頭に入ってくる」と話す。一つひとつの言葉が、チーム...