市ケ尾は、練習中にそれぞれが「全力疾走」を心掛ける。練習メニューの合間の移動を始め、雑用でも選手たちは気合を入れて、全力で突っ走る。全員の全力疾走が、己の心身を鍛え、勝利へつながっていく。2020年7月号掲載...
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勝トレの記事一覧
2020年の横浜隼人のチームスローガンは「心翔奇跡」。心を羽ばたかせることで奇跡を起こすという意味だ。選手たちは、野球技術だけではなく、心を成長させることで、結果を導く覚悟だった。コロナ禍によって甲子園大会が中止となった今、選手たちにとって「心翔奇跡」は人生のスローガン。隼人の球児たちは、それぞれの人生で奇跡を起こす。...
千歳丘・中村謙文(3年)は、練習サポートなどを行う男子マネージャーだ。昨秋大会前にマネージャー役を打診された。中村は「チームの中での役割を考えて、引き受けることにしました」と話す。監督からの練習メニューを選手に伝え、時には嫌われ役になることも。「厳しいことを言うのはチームに強くなってほしいから。悔いを残さないように自分...
選手個々を“大きく育てる”ための新たな試み。食事・栄養面の意識をこれまで通りに高く保つとともに、最低睡眠7時間の生活サイクルを徹底。「この年代にとって大事なのは食事と睡眠」と肉体面の成長を促した。「ムキになって遅くまで練習するよりも効果的。短い練習時間の中で集中力も上がる」と安藤監督。実際、選手たちも「体重が増えた」、...
横浜清陵は今冬、「朝練習」に代えて「朝弁当」を実施している。 選手たちは昨秋大会でパワー不足を痛感。 フィジカルアップを目的に、朝食の弁当を持ち寄り、みんなで食べているという。 竹之下一騎主将は「朝弁当によってパワーアップしただけではなく、選手たちの意識も変わってきた」と効果を話す。 選手たちは「朝弁当」を作ってくれる...
1年半ほど前から毎週木曜日はヨガを行っている。 約1時間、専門のインストラクターの下、心身を鍛える。 吉田監督によるとヨガを取り入れてから、ケガの数が大きく減ったという。 校内の教室にヨガマットを敷き、数種類のメニューをこなしていく。 股関節、肩回りなどの柔軟性を養うだけでなく、姿勢の矯正にもなっている。...
伊勢崎はこの冬から「メンタルビジョントレーニング」を取り入れた。 目の動作とメンタルを同時に向上させるトレーニングで、田島慶一監督の伊勢崎東(現伊勢崎)時代のチームメート・古川英治トレーナーが、選手たちを指導している。 目をしっかりと利用することで脳に刺激を与え、フィジカル、メンタルのパフォーマンス向上を目指すという。...
文京は3年前から委員会制度を取り入れて、チームマネジメントを行なっている。 委員会は、「練習提案」、「環境整備」、「道具管理」、「学習風紀」に分かれ、部員たちは各委員会に所属。 チームのために役割を果たしていく。 梨本浩司監督は「指示待ちの選手ではなく、自分で行動する選手になってほしい。 委員会制度によって、子どもたち...
法政の選手たちは日々の練習開始前に、ホワイトボードにそれぞれが練習課題を記す。 佐相健斗監督就任時から取り組んでいるもので、限られた時間を有効に使うために「毎日の目標設定」を大事にしている。 佐相監督は「練習前に課題を意識することによって練習の質が変わってくる。 この積み重ねが成長につながっていくと思う」と話す。 選手...
2年半前から導入した駒大高野球部恒例のトレーニング。 実施は週3回。 そのうち1回は駒沢大のトレーナーを招いて指導を受ける。 メニューは20種目以上。 それによって鍛えられる場所、どういうプレーに効果があるのかの説明も受ける。 導入当初は30分も持たずに根を上げていた選手たちも、今は10キロや15キロのプレートを持ちな...
宇都宮白楊は、選手たちの目標を記した「書き初め」をグラウンド横に掲示している。 元旦に選手たちが自宅で書いたものを部活動初日に持ち寄っているという。 「極」という目標を選んだ小川凌実(2年=投手)は「自分はこれまでだらしなくて怒られていたので、学校生活、野球のすべてを『極』めたいと思いました」と話す。 選手たちは各自の...
文武両道を目指す明法野球部は、練習後に自習室で勉強を行なっている。 「放課後学習プログラム」と呼ばれる学習支援で部員は全体練習終了後の午後6時半から1時間、自主的に机も向かう。 週3回が基本で、週5日の選手もいるという。 片岡勇貴(2年=捕手)は「(放課後は)予習と復習の時間にしている。 学校で勉強していくことで野球に...