【富士森】「最高の夏へ」

昨夏の西東京大会で進撃ベスト4
「最弱」から「最強」へ、都立の挑戦

昨夏の西東京大会でベスト4へ進出した富士森。今年のチームも、昨夏の再現をみせるべく牙を研ぐ。チームは夏へ向けて、追い込みに入っている。

■昨夏西東京大会のダークホース

昨夏の西東京大会でダークホースとなり準決勝へ進出した富士森。神宮球場での準々決勝、準決勝での戦いはチームの大きな財産となった。昨季の主軸が残る今年のチームは先輩たちを超えるべく始動したが、昨秋、今春ともに予選敗退となった。昨秋は予選で日大三と対戦する不運もあったが、今春予選は多摩工に5対13で敗れての結果。選手たちは都大会を経験しないまま夏の西東京大会へ向かうことになった。この状況は昨年と同じという。一昨年秋は予選で高島、昨春は予選で文京に敗れて夏を迎えている。廣瀬勇司監督は昨夏前に「史上最弱のチームだ」と選手たちを鼓舞し、発奮した選手たちが夏に大きな成果を残している。

■攻守の要・岩沢颯汰が軸

今年も夏の進撃の準備は整っている。チームは昨年同様に、練習前のロードワークと練習後のインターバル走によって心技体を徹底的に強化。インターバル走後には、選手たちがグラウンドに崩れ落ちる。それも夏への試練。富士森は、昭和・平成・令和の練習法のハイブリッド方式でチーム力を高めて夏へ乗り込んでいく。昨夏から捕手としてレギュラー出場する攻守の要・岩沢颯汰(3年)は「去年も、しっかりと走り込んだことで夏の結果につながった。先輩たちが戦い方を教えてくれたので、迷いなく夏へ向かっていける、今年も前評判を覆して私立を倒していきたい」と気持ちを込める。

■夏は再び都立の意地を見せる

富士森は、春大会後に大きく成長している。課題だった投手陣は、2年生の本格派右腕・山田佳、技巧派右腕・古性奏が安定したピッチングでゲームを組み立てられるようになった。打撃では、岩沢、阿部晴希(2年=内野手)のクリーンアップが勝負強さをみせている。チームには昨夏の小牧颯太主将(卒業)の弟・柊太(1年=内野手)ら気鋭の1年生たちが入部し、チームに刺激を与えている。選手たちは校庭で切磋琢磨し、夏のメンバーを争っている。塚田陽人主将(3年=内野手)は「夏に勝ち上がることで都立の意地をみせたい。悔いの残らない練習、戦いをして先輩たちの結果を越えていきたい」と西東京大会へ乗り込む。「最弱」から「最強」へ、今年も富士森の挑戦が幕を開ける。

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