投打のパワーあふれる「二刀流」
栃木工(二刀流)佐藤 憧英(3年=三塁手・投手)
■主砲&140キロストレートのキーマン
181センチ85キロ。投げては最速140キロ、打っては迫力の打球を飛ばす「二刀流」。昨夏から主砲としてメンバー入りし、最終学年では主軸として甲子園を狙う。「4番・サード」が定位置。4番として得点圏でのチームバッティングを心掛ける。「1・2番の出塁率が高いのでチャンスで打順が回って来ることが多い。大事な場面で結果を残すことが僕の役割」と4番の責務を自覚する。 投手としてはエース赤羽根陽向のあとを継いでマウンドに上がる。「チームのエースは赤羽根だが、自分がマウンドに立つときには、自分がエースのつもりで投げている」。140キロのストレートとパワーカーブを武器に三振を奪っていく。冬にレベルアップを遂げた未完の大器は春、夏にすべてを懸ける。「春は関東大会に出場してチームとして経験値を高めたい。そして夏はみんなの力で甲子園へ行く」。投打の二刀流が持てる力を発揮すれば甲子園への道が拓ける。