
4年ぶり7度目の春都大会優勝
細部にこだわった戦いで一戦必勝
関東一が春季都大会決勝で国士舘に勝利して4年ぶり7度目の春の東京制覇となった。攻守に完成度の高いプレーで東西の強豪に勝ち切った。
甲子園出場の境界は紙一重
秋都大会準優勝となった関東一。選抜出場の可能性は残されていたが惜しくも“チケット”は届かなかった。秋決勝・帝京戦は3回に守備の乱れからまさかの8失点。ビハインドを跳ね返すことができずに4対8で敗れた。甲子園出場の境界は紙一重。チームはあの敗戦を忘れずに練習に励み、春都大会を迎えた。
シードとなったチームの初戦(2回戦)は早稲田実だった。どんなに力があっても大会初戦は難しい。現に昨春はシード初戦で東亜学園と対戦して苦杯を舐めた。集中力を研ぎ澄ましたチームは早稲田実に5対1で勝利して弾みをつけると、4回戦で東亜学園、準々決勝で国学院久我山に勝利して準決勝へ駒を進めた。
井口主将、エース石井を軸に全員野球
今年のチームは、攻守の要・井口瑛太主将、エース左腕・石井翔を軸にして1番・佐宗悠樹、3番・田澤心らタイプの違うプレーヤーが揃う。対戦相手に合わせてDHを利用することで打線の切れ目がなくなったことも関東一には追い風になった。
準決勝では東東京ライバルの岩倉相手にエース石井が3安打完封し6対0で完勝。決勝戦では国士舘に、2年生大型右腕・高橋友朔が先発し4投手による継投によって5対2で競り勝った。大会を振り返れば関東一の成熟度が抜き出ていた。
4年ぶり7度目の春の東京制覇。夏3連覇に向けて視界は良好だが、チームに慢心はない。米澤貴光監督は「春に勝つことはできたが夏はまた特別な戦い。春のままでは勝てないのでもう一度チームを作っていく」と語った。春優勝を“中継点”として夏へのプランニングを実践していく。







