【チームレポート】東海大菅生(西東京)最後の夏に縦縞のプライドを示す。甲子園へ「背水の陣」
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最後の夏に縦縞のプライドを示す

 昨夏の西東京大会準優勝の東海大菅生。今年のチームは大きな試練を乗り越えて、2026年の夏に向かう。

■安定した戦績は「西東京の横綱」


 春5回、夏4回の甲子園出場を誇る西東京強豪・東海大菅生。2017年夏に甲子園ベスト4となると、2021、2023年選抜甲子園でもベスト8に進出している。

2023年秋のドラフトでは、日當直喜が楽天から3位指名を受けて入団。今秋は、青学大4年の鈴木泰成がドラフト1位候補となっている。巨大戦力を持つ西の横綱だが、夏は2021年以来、甲子園に行くことができていない。

昨夏は、前田蓮(遊撃手=明治大進学)、左腕エース上原慎之輔(日体大進学)、右の剛腕・藤平寛己(同)を軸に優勝候補筆頭だったが、決勝戦で日大三に敗れて甲子園切符を逃してしまった。総合力では上回っていたと思われたが、決勝戦という大舞台の難しさが、チームの歯車を狂わせたのかもしれない。


■春大会は悪天候の不運で敗戦


 前チームが強ければ強いほど、次チームはターンオーバーが難解になるのは宿命だ。前チームの下級生レギュラーは、キャッチャー鹿倉隆志(3年=捕手)の一人だけ。主力の多くが入れ替わり、投打の絶対軸が決まらない中で、新チームは始動した。

秋大会を迎えた1回戦で修徳と対戦。序盤から失点を重ねてじわじわと引き離された状況下、吉本壌主将(3年=左翼手)が意地の本塁打を放ち応戦したが、追い上げることができず2対6で屈した。

再起をかけた今春都大会では、1回戦で創価と対戦。悪天候のゲームで7対4とリードして9回を迎えたが、降雨によりグラウンドコンディションが悪化し、無情の3失点で同点となった。翌日は延長タイブレークからの継続試合となり、リズムを取り戻せずに7対8のサヨナラ負け。勝利目前からの不運な結果となった。


■残された大会は夏のみ


 秋、春都大会ともに、まさかの初戦敗退。このままでは終われない。東海大菅生にとって残された大会は夏のみ。チームスローガンは「懸命不動」。不動の心で甲子園だけを見つめていく。

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