【チームレポート】桐光学園 春夏計5度の甲子園出場の強豪校。春の進撃は、夏への序章
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桐光学園

春夏計5度の甲子園出場の強豪校
野呂雅之前監督が勇退し新体制へ

 春夏計5度の甲子園出場実績を持つ桐光学園。昨夏に野呂雅之前監督が勇退し、昨秋からはOB天野喜英監督が指揮を引き継いだ。新たな指導体制となったチームは、2012年夏以来の甲子園出場へ向けて牙を研ぐ。(取材・伊藤寿学)

■OB天野監督へバトンがつながる


 桐光学園は昨夏の神奈川大会を最後に、名将・野呂前監督が勇退した。42年にわたってチームを指揮し、5度の甲子園出場のほか、松井裕樹(バドレス)や中川颯(横浜DeNA)、森駿太(中日)らのプロ選手を育てた。神奈川高校野球の一時代を築いた名将は、惜しまれながらもユニホームを脱ぎ、教え子であるOB天野監督へバトンを渡した。天野監督は、桐光学園時代の2001年春に主将として初甲子園出場を果たした。2012年から母校・桐光学園でコーチを務めると、大役を担うことになった。野呂前監督は「天野監督は高校時代から情熱がみなぎっていた。それは指導者になってからも変わらない。彼の熱い気持ちがチームを再び甲子園へ導いてくれると思う」とエールを送る。


■秋大会の収穫と課題


 初陣となった秋大会はベスト8だったが、悔やまれる結果となった。3回戦で県立実力校・相模原を撃破し、4回戦では向上と対戦。8回を終えて2対3だったが、巻き返すと5対5で延長タイブレークへ突入し6対5で勝ち切った。勢いに乗って準々決勝・立花学園戦へ臨むと、2対8で迎えた8回に一挙8点を奪って大逆転に成功。勝利が近づいたかに見えたが9回裏に3失点して無念のサヨナラ負けで秋を終えた。主砲・山本は「大逆転でチームがイケイケになってしまい足元をすくわれてしまった。この反省を春・夏に活かすだけ」と胸に刻む。チームスローガンは「我滅(がめつ)」。エゴを捨ててチームのためにプレーするのみ。林主将は「全員の気持ちが一つになれば大きな力を発揮する。チームとして成長していきたい」と夏を睨む。春夏計5度の甲子園のうち夏は4回。夏の桐光学園が、神奈川を席巻する。今春はチーム力を誇示して勝ち上がっているが、春大会の進撃は、夏へのプロローグだ。

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