
2・3年生合わせて選手10人の大磯が、2大会連続で地区予選を突破した。湘南エリアのダークホースは、全員野球で夏ベスト16を狙っていく。
■2・3年生合わせて10人の戦い
グラウンドには手作りの懸垂棒や打撃ケージ施設が並び、選手たちが黙々とローテーションメニューをこなしている。
「磯高(いそこう)」の略称で親しまれている大磯。2023年秋から2025年春まで公式戦で勝てなかったチームだが、同年夏の1回戦で希望ヶ丘と対戦。好投手を擁する相手で下馬評は希望ヶ丘優位だったが、当時2年生エースの池希望が要所を締めるピッチングをみせると、打線が援護して4対2で勝利した。
実に3年ぶりの勝利だった。新チームとなった秋予選でも予選を突破すると、1回戦で横浜栄に6対3で競り勝った。少数精鋭・大磯は、湘南エリアのダークホース的存在として知られるようになった。
■セルフスターター型のチームへ
野球が好きな選手たちの情熱に寄り添うのは加藤理志監督だ。鎌倉から慶應大に進学した物理教諭は、藤沢総合での指導を経て2020年秋から大磯で指揮を執る。
当時の部員は3学年合わせて20人弱。加藤監督は鉄パイプを組み上げるなど手作りで練習環境を整えながら、選手の自主性を尊重するメニューを仕込んでいった。部員はじわじわと減っていったが、選手たちの努力によってチーム力はアップ。
2023年夏の3回戦ではシード・向上相手に1対4で健闘する戦いをみせた。指揮官は「限られた環境で選手たちが自主的に練習に取り組んでくれている。自発的に行動するセルフスターター型のチームになっていってほしい」と成長を見守る。
秋・春は2大会連続で地区予選を突破した。チームは着実に進化の階段を登っている。







