
明学東村山
過去最高の32強を超えて16強へ
投手陣を軸にいざ春・夏大会へ
毎年夏にチームの成長を示す明学東村山。主体的に練習することで地力を高めるチームは、過去最高のベスト32を超えて、ベスト16以上を狙っていく。
■日々の練習から夏を意識
今年は勝負のシーズンだ。コロナ禍などの影響でスポーツ推薦を休止していたが2024年から再スタート。同年春入学の選手たちが3年生となり、各学年に核となるプレーヤーたちが揃う。明学東村山の夏の最高成績は4回戦。2017年夏に4回戦進出となったほか、昨夏も4回戦まで駒を進めた。4回戦では先発・田中拓実、リリーフの倉科幸仁の粘投によって八王子実践と投手戦を展開した。ロースコアのゲームでチャンスは平等にあったが、結果的には0対2で屈した。5回戦進出はならなかったが堂々たる戦いをみせた。ベスト16の壁を突破するためには何が必要か。選手たちは日々の練習から、夏を意識して練習に励む。
■最速137キロの絶対エース
182センチ80キロのエース久保玲(3年)は中学時代にキャッチャーだったが、明学東村山入学後にピッチャーを志願。当初125キロ前後だったストレートは、1年後に最速137キロに達した。昨春は一次予選で日本学園と対戦し、勝つことはできなかったが5回2失点で手応えをつかんだ。昨年夏大会で好投すると、新チームの秋一次予選決勝で成立学園と対戦し、9回一死まで無失点。チームは1対0で勝っていたが、その後に2失点して無念の予選敗退となった。勝ち上がった成立学園は、秋都大会でベスト8まで進出。奇しくも久保の投球がさらに評価されることになった。久保は「悔いの残らないピッチングをして勝利に貢献したい」と春・夏を待つ。
■投打のバランスが整うチーム
投手陣は久保だけではなく、トルネード系の右サイド田中拓実の球威が増し、二枚看板で大会へ挑む。田中は「横の変化球を使って、打たせて取るピッチングをみせていく」と話す。投手陣を支えるのは吉村渉(3年=二塁手)、安田優歩(3年=遊撃手)の二遊間コンビ。阿吽の呼吸でダブルプレーを成立させるスキルは西東京屈指だ。打撃陣は、昨夏からクリーンアップを任される中距離ヒッター山下陸翔(3年=一塁手)を軸に、全員でつないでいく。河野廉永主将(3年=左翼手)は「チームのポテンシャルを最大限に発揮して、勝利にこだわっていきたい」と力を込める。2026年、明学東村山は過去を超えて、未来への扉を開く。




