【準決勝】東亜学園vs城西大城西(2023年夏)

東亜学園 7年ぶり決勝進出、甲子園へ王手
城西大城西 古豪復活 大躍進でベスト4

 

東亜学園が東東京大会準決勝で城西大城西に勝利して7年ぶりの決勝進出を決めた。古豪・城西大城西は今大会で大躍進をみせたが進撃はベスト4で止まった。

■東亜学園 打線がつながり着実に加点

東亜学園は、三浦寛明と大沢健翔のダブルエースを軸にして戦ってきた。打撃では、毛利光希、笹本琢真、倉持大希が“つなぐバッティング”でチャンスを演出。ホームランバッターこそいないが、各選手の特長を集結して得点を重ねてきた。決して簡単なトーナメントブロックではなかったが、一戦一戦を勝ち抜くことで自信を得た。5回戦では実力チーム・明大中野と対戦して11対4で勝利。準々決勝では、5回戦で第2シード関東一を撃破した日大豊山に5対3で撃破し勝どきを挙げた。準決勝では古豪・城西大城西と対戦してチーム一丸となった戦いをみせた。4回まで0対1だったが5回以降に打線がつながり、5、7、8回に3点ずつを奪って10対4で城西大城西を突き放した。東亜学園は7年ぶりの決勝進出となった。

■城西 38年ぶりの準決勝進出

城西大城西は1974、1979年に夏甲子園へ出場した古豪。夏大会前に、元浦和学院指導者で城西大城西コーチを務めていた安保隆示氏が監督に就任。新体制で夏大会へ臨んだ。今年のチームは、左腕・溝口博斗と馬場力也のダブルエース。左腕・溝口が先発してゲームをつくり、馬場への継投で勝ち上がってきた。準決勝・東亜学園戦でも、溝口から馬場への勝利の方程式を実践。4回まで1対0とリードしたが、中盤以降にリズムが整わずに失点を重ねてしまった。城西大城西は最後まで粘り強い戦いをみせたが4対10での敗戦となった。安保監督は「決勝進出は果たせなかったが選手たちが頑張ってくれた。今大会を復活の一歩にしたい」と語った。38年ぶりの準決勝進出は古豪復活の狼煙になる。

 

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