今夏、主将としてチームを牽引した掛井。

その強肩で何度も相手の攻撃を封じた。ハイライトは準々決勝の常葉大菊川戦。

足を絡めた攻撃が得意な相手に対し、3度盗塁を防止した。

さらに4回の2死満塁の場面では二塁走者を牽制で刺し、チームを救った。

中学時代は内野手としてプレー。

高校入学後、コーチの勧めで捕手に転向した。

「まさか自分がキャッチャーをやるとは思っていなくて…。

覚えることばかりで苦労しました」。

それでも体の強さを買われて1年秋からレギュラーを務め、県トップクラスの捕手に成長した。

卒業後は地元企業で軟式野球を続ける。

「後輩の能力は自分たちよりも上。

来年は準決勝、決勝で勝って、借りを返してほしいです」。

前主将の熱い思いは、新チームに受け継がれる。

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