【東東京大会準々決勝】 勝利の女神は、女子バレー部の助っ人シンガー!? 実践学園が堀越に勝利して初ベスト4進出!
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【東東京大会準々決勝】 勝利の女神は、実践学園女子バレー部の助っ人シンガー!? 実践学園が堀越に勝利して初ベスト4進出!

 

 

東東京大会準々決勝で実践学園が堀越に勝利して初ベスト4進出を決めた。背番号1のエース新渡戸佑が今大会初先発で公式戦初完投勝利を飾った。

 

勝利の女神の歌声が、神宮の空に響き渡った。

「海よ 祈りの海よ🎵  波の声 響く空よ🎵」。この詩で始まる「ダイナミック琉球」は、高校野球応援の定番ソング。応援団長らが、高音の独唱でスタンドを盛り上げていく。

 

 エース新渡戸は鹿児島県の奄美大島出身。応援メンバーたちが、彼に選んだ曲は、島の情緒漂う「ダイナミック琉球」だ。だれがソロパートを歌うのか。そんな時期に学校内で体育祭があり、部活動対抗リレーで女子バレー部の里怜奈さん(2年)が高らかに歌い上げているのを聞いた。

 

 野球部応援団は、里さんに今夏の東東京大会でのソロパートを熱烈オファー。里さんが快諾し、準々決勝の舞台・神宮に助っ人シンガーとして応援に駆けつけた。打席で、その声を聞いた新渡戸は「打席立ったら、すごく上手い声が聞こえてきて、思わず一球目を見逃してしまいました」と微笑んだ。

 

準々決勝の先発を言い渡されてから不安で眠れなかったというエースは「ダイナミック琉球」の歌声を自身の力に変えて、9回1失点の完投勝利でチームを初のベスト4へ導いた。

 

里さんは、幼い頃からピアノなど音楽に親しみ、将来は音楽関係の仕事に就きたいという。昨年の文化祭では特技を競う「J1グランプリ」にソロカラオケでエントリーし3位に輝いた実績を持つ。

 

「神宮球場は広くて声が届いたか不安でしたが、野球部の選手たちのために頑張りました。勝ち上がって甲子園へ行ってほしいと思います」(里さん)

実践学園は”大地を踏み鳴らし”、甲子園への進撃を続けていく。

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