【王子総合 野球部】このままでは終われない

創部8年目、トーナメント席巻を狙うチームは「常笑野球」をスローガンに練習に励む。3塁ランナーコーチとしてチームをまとめる猪股吾朗主将(3年)は「自分たちの力を過信してしまい、隙が生まれていた部分もあったと思う。最後の夏は、もう一度挑戦者の気持ちでぶつかっていきます」と引き締める。夏は、個の戦いではなく、チーム力の勝負。チームとして一つになれるかがカギとなる。先輩たちが残してくれたものを継承する役割がある。秋、春の敗戦を受けて、選手たちはミーティングを行い、チーム改革を行っている。エース遠藤は「つらい場面でも笑って楽しむことができるのが王子総合。夏はみんなの力をもう一度ひとつにして、3回戦の壁を破りたい」と誓う。猪股主将を中心としたチームは大きな可能性を秘めている。このまま終わるわけにはいかない。ガムシャラにボールを追った去年の夏の戦いを思い出すことによって、チームは蘇る。今年も王子総合の夏は、熱い。 2018年7月号掲載

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