静岡東のエースを務めるのが左腕・佐藤春音だ。
持ち味はコントロールの良さ。右打者の内角に臆することなく、クロスファイヤーを投げ込む。
去年の秋は大きな悔しさを味わった。
県大会出場をかけた清水西戦。
初回は無失点に抑えたものの、2回以降は失点を重ねて途中でマウンドを降りた。
「緊張もあって、持ち味のコントロールがよくありませんでした」と反省する。
オフは球威を上げるためにウエイトトレーニングでパワーアップ。
体重は5~7キロ増えた。
また、昨秋はプロ注目の左腕・髙田琢登(静岡商)と対戦したことも刺激に。
佐藤の打席の時、髙田は最速の148キロをマークした。
「髙田君とはタイプは違いますが、夏までに135キロを出して勝ち上がりたい」と前進を続ける。
2020年7月号掲載