【明和県央 野球部】「決意」 #明和県央

2017年夏に創部初のベスト4
練習環境整い、いざ真剣勝負

2017年夏に創部初のベスト4進出を果たした新興勢力・明和県央。初甲子園を狙うチームは、選手強化と環境整備の両輪が動き出している。

(2020年2月号掲載)

■専用グラウンド、屋内環境整備  

一気に環境整備が進んでいる。2019年までは野球部、ラグビー部、サッカー部が校庭を共用していたが、2020年春にラグビー練習場、サッカー人工芝(多目的)グラウンドが完成し、校庭は野球部専用となった。外野にはフェンスが設置されて球場の雰囲気を醸し出す。2021年春にはレフト後方に屋内練習場も完成。今後はベンチ、ブルペンも整備される予定で、練習に集中できる環境が整った。さらに休止となっていた選手寮も再開し、県内広範囲からの入部が可能となる。

指導体制は、東野威総監督、塩原元気監督に加えて、内山純也コーチ、冨田光紀コーチが入閣。環境と指導態勢が備わったことでチームには新たな風が吹き込んでいる。

■結果を残すことが使命

 塩原監督は2014年から指揮を執っている。

2014年夏にベスト8進出を果たすと2017年夏に快進撃をみせて創部初のベスト4へ辿り着いた。

甲子園まで「あと2勝」。

周囲の期待は高まったが、群雄割拠の上州で勝ち続けることは簡単ではない。2018、2019年夏はいずれも2回戦敗退。塩原監督は「2017年に順調にベスト4まで行けたことで自分の中に甘さが生まれてしまった」と振り返る。指揮官は、原点に立ち戻り、選手たちとともに道なき道を突き進むことを選択した。そんな野球部を学校側もサポート、環境面からバックアップすることでチーム強化を進めている。

塩原監督は「勝負できる環境が整ったことで言い訳ができなくなりました。結果を残すことが使命になった気がしています」と覚悟を決める。

■秋の悔しさを力に変えて

2020年の秋季大会は1回戦で前橋工に5対3で勝利し、2回戦・樹徳戦へ駒を進めた。私学ライバルに対して、明和県央はエース関口透一(2年)の粘りのピッチングで応戦。ゲームは7回まで2対2で進んでいった。しかし、8回に耐えきれずに6失点すると、最終的には2対10の結果となった。

エース関口は「終盤に制球が乱れて失点しまいました。ピンチに屈しないピッチングをしなければいけなかった」と振り返る。秋季大会後には投手陣を整備し、岡田卓真(2年)、小宮山稜太(2年)もマウンドに立つ。チームは投手陣3本柱と、1番・嶋村大智(2年=外野手)、3番・萩原晃来主将(2年=外野手)、4番・田村心之介(2年=内野手)ら打撃陣を軸に、春・夏へ向かう。今年のチームは昨夏、2年生全員がベンチ入りし、大舞台の経験を積んでいる。萩原主将は「自分たちの代で結果を残して、新しい歴史を作っていきたい」と練習に励む。新たな一歩を踏み出すチームには、未来への強い決意がみなぎっている。

 

 

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