早期敗退と自粛期間を経て 再び“片倉旋風”を巻き起こす 2010年夏からの10年の間に春夏秋を合わせてベスト16以上8回、2012年夏にはベスト4入りを果たした都立片倉。緊急事態宣言が解除されて間もない春、彼らの練習場所に足を運んだ。(取材・三和直樹) ■春風の中で感じたもの 気合の入った声と真剣なプレーの合間に笑い...
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- 東京版 | 月刊高校野球CHARGE! - Part 42
東京版の記事一覧
186センチの 長身エース /船山友征(3年=投手) 身長186センチの本格派エース。しなやかなフォームから投げ込むストレートが、秋予選突破、そして秋季都大会1回戦勝利の原動力となった。昨秋の最高球速は132キロ。「夏は140キロまで伸ばして、私学強豪を倒したい」。進撃のエースが、チームを牽引していく。 クリーンアッ...
新ユニフォーム&新環境 豊南は2020年度、ユニフォームを刷新し、縦縞のデザインにした。一昨年10月の台風で被害を受けたグラウンドも修復され、管理棟や補助グラウンドも整備された。チームは新たな環境で復活を目指す。 ...
流れを呼ぶ切り込み隊長 /太刀川寛隼(3年=内野手) 打線のキーマンのひとりとなるのは1番打者・太刀川。自粛期間中は2つ下で同じく野球をやっている弟と一緒に羽根打ちなどの練習を続け、感染予防をした上でバッティングセンターに通ってバットを振った。監督と打撃コーチのLINEグループに自らの動画を送ってのリモート指導も受け...
江戸川・園山蔵人監督 グラウンドの主役は選手たち 「高校野球の主役は選手たちです。私は、選手たちのコミュニケーションの架け橋であればいいと思います。選手たちが、野球を楽しみながら、生き生きと取り組める環境を作っていくことが指導者の役割だと考えています」 【監督プロフィール】1974年東京都生まれ。紅葉川―日体大。特別支...
片倉・宮本秀樹監督 ワクワクした気持ちを持って 「常に選手たちに求め、言い続けていることは、ワクワクした気持ちを持ってグラウンドに来ること。コロナの影響はあるんだろうけど、だからと言って特別なことはしない。野球ができる喜びや、周りへの感謝の気持ちは、彼らが自然に感じることだと思います。これからもう一度、手綱を締め直して...
春一次予選中止を乗り越えて 10カ月の「空白」で最後の「夏」へ 1999、2001年夏に2度甲子園出場を果たした都立伝統校・城東。昨秋予選で敗退したチームは、春季予選がコロナ禍で中止になったことで「最後の夏」にすべてを懸ける。 ■昨秋は一次予選で日野に敗戦 10カ月の「空白」になるとは誰も考えていなかった。1999、2...
豊南・弓田鋭彦監督 成功体験をつかんでほしい 「高校野球は2年半という限られた時間。自分が目指す姿にどうすれば近づけるか、チームとして、いかに勝利をつかむかを考えることが成長につながっていきます。生徒たちには、それぞれがチームでの役割を果たしながら野球を通じて心と体を強くすることで成功体験をつかんでほしいと思います」 ...
千歳丘・秋本則彦監督 限界を作らずに挑戦 「新グラウンドが完成したことで、環境はもう言い訳はできません。逃げ場はないので、自分に限界を作らずに自分自身に厳しく向き合っていきます。このグラウンドを維持しながらチームは進化していかなければいけない。不撓不屈の精神で野球に向き合っていきます」 【監督プロフィール】1974年鳥...
城東・内田稔監督 野球に取り組む姿勢が大切 「野球という競技自体が選手を成長させるのではなく、目標に向かって取り組む姿勢が成長させてくれると考えています。野球を通じて、自分自身を磨けるかが本当の力になります。難しい状況ですが悲観するのではなく、できることに全力で取り組んでいくだけだと考えています」 【監督プロフィール】...
チーム支える攻守の要/唐澤弘尚 (2年=二塁手) 軽快なグラブさばきでアウトを稼ぐ守備の要。バットコントロールも抜群 将来の夢はお笑い芸人/波間恭平 (2年=一塁手) 声が武器のムードメーカー。卒業後はお笑い芸人を目指すという ...
髙垣翼 主将(3年=二塁手)のチーム分析 全員が自主的に動けるチーム 「各選手が自主的に動けて一体感のあるチームです。昨夏に試合に出ていたエース林平太郎、池場優快、自分がチームを引っ張っていかなければいけないと思います。打撃では佐藤タイラー、松﨑大芽、吉田祥が中心。守りからリズムを作って、攻撃につなげる城東の野球を見せ...