春準優勝で夏の優勝候補に挙がるも準決勝で聖隷クリストファーに惜敗 第106回高校野球選手権静岡大会で、Aシードの静岡はベスト4で大会を去った。(取材・栗山司) ■最終回に力尽きたエース 涙のロッカールーム。まさかの結末を受け入れるのに時間がかかった。 準決勝はエースの谷脇健心(3年)が「夏の大会で一番調子が良かった」...
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静岡の記事一覧
松下球真 主将(3年=中堅手)夏は粘り強さを発揮する 「守備は冬の期間に徹底して鍛えてレベルが上がりました。攻撃はバットが変わったことによって長打が出にくくなっているのでスイング力を上げると同時に、どう1点を取るかを追い求めてきました。夏は粘り強さを生かして戦っていきます」...
「技術も大事だが、全力疾走、仲間を思いやる気持ち、元気を出す。その原点を忘れないでほしい。静高野球部としてひたむきに野球に取り組む姿勢を確立していきたいと考えています。昨年の秋は1試合で終わるという悔しさがありましたが、長い秋と冬を乗り越え、春は公式戦を9試合経験することができました。夏に向けていい成長曲線を描くことが...
初戦敗退の悔しさが成長の糧に春はさすがの実力で存在感見せつける 春季は県準優勝で東海大会に出場し、着々と力を蓄えている静岡。王者のプライドを持ちつつ、謙虚に勝利を追求する。(取材・栗山司) ■昨夏、秋の初戦敗退を原点に 春夏通算43度の甲子園出場を誇る静岡。昨年は夏、秋ともに1試合で終わる悔しさを味わった。スローガンに...
秋・春は不完全燃焼の名門 満を持して迎える夏、甲子園出場を誓う 故障による離脱に苦しんでいた今季の静岡。万全の体制が整わないまま秋、春を乗り越えてきた。そして今、ようやくベストメンバーが揃い、最後の夏を迎える。(取材・栗山司) ■甲子園で勝つことが使命 春夏通算43回の甲子園出場を誇る静岡。ネット裏には明治、大正、昭和...
春季静岡県大会準優勝で東海大会へ 「一体感」と「ひたむきさ」が武器 静岡が春季東海高校野球大会静岡県大会で準優勝となった。決勝では浜松開誠館に敗れたが終盤に粘りをみせた。チームは一体感を武器に、2年連続夏甲子園を狙う。(取材・栗山司) ■冬の練習の成果を発揮 終盤の見事な粘りだった。決勝戦は序盤に5点を失う苦しい...
甲子園のマウンドを経験した右腕 鈴木脩矢(2年=投手) 甲子園デビューは6回2死一二塁のピンチの場面だった。全力で腕を振り、空振り三振を奪って小さくガッツポーズを作った。しかし、味方が同点に追いついた直後の8回、連続四球からタイムリーを浴びて勝ち越し点を許した。試合後は「自分が先輩たちの夏を終わらせてしまった」と涙を流...
静岡・池田新之介監督 総合力のあるチーム目指す 「夏の甲子園で一番感じたことは徹底力の差。静高の選手たちも徹底できていたが、新田高校さんは『徹底してやり切ろう』というまとまりをものすごく感じた。個々のレベルを上げることは当然必要。ただ、それで勝てるほど甲子園は甘くない。徹底する力を身につけ、総合的にレベルの高いチームを...
選抜目指し 新チーム始動 「4つの覚悟」で甲子園勝利へ 今夏の甲子園出場を果たした静岡が、大会後に新チームを始動させた。新スローガンに「強(きょう)」を掲げたチームは、甲子園での勝利を目指し前進していく。(取材・栗山司) ■来春の選抜を目指して始動 夏の甲子園1回戦。静岡は大会初日の第2試合で新田(愛媛)と対戦した。 ...
山岸廉尊 主将(2年=内野手)のチーム分析 負けない野球で勝つ 「守備からリズムを作り、そのリズムを攻撃に生かすチームを目指していきます。投手陣は夏を経験した鈴木脩矢と吉田優飛が中心となり、野手は自分と副主将の山本和輝で引っ張っていきます。池田監督が就任してから取り組んでいる『打てなくてもどうやって点を取っていくか』を...
優勝 静岡 「絶対王者」 秋春は苦しみながらも貫禄の夏V 26度目の夏聖地へ 第103回選手権静岡大会は名門・静岡の優勝で締めくくられた。常に優勝候補に挙げられながらも苦戦した秋と春。自分たちのあるべき姿を一から見つめ直すところから踏み出した今大会の結果に、チームは喜びと安堵に包まれた。(取材・栗山司/写真協力・山下大...