夏・秋連続で準優勝。 13年ぶりの甲子園へ 2019年夏・秋の2大会連続で準優勝となった文星芸大附。 高根澤力監督就任から1年、進化を遂げるチームは確実に甲子園へ近づいている。 ■ チームに復活の兆し 「あっという間でした」。 OB指揮官の高根澤力監督は、この1年間を振り返る。 2018年秋からチームのタクトを握り、「...
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- 2019年12月号 | 月刊高校野球CHARGE! - Part 2
2019年12月号の記事一覧
身長161センチと小柄ながら、前チームからエースを務める奥山晴斗。 体全身を使う豪快なフォームから、強気に打者の内角を攻めていく。 今夏の県大会は中盤まで好投を見せるも、7回、9回に得点を許し、チームは逆転負けを喫した。 「調子自体は良かったのですが、勝ち切らなければいけない場面で得点を与えてしまって悔しかったです」。...
静岡北・大村文彦監督 「1球に対する執着心」 「夏の大会は勝利から7年間遠ざかっている。 来年こそは1勝を挙げたい。 勝つために必要なのは1球に対する執着心だと考えている。 夏の大会は1球でゲームの流れが変わってしまうことがある。 だからこそ、普段の練習から緊張感を高め、1球にこだわっていきたい。 その中で守り勝つ野球...
静岡北はシーズンを通し、練習終わりにトレーニングメニューを入れている。 丹羽桃副部長がメニューを考え、主に体幹を鍛えている。 大村監督によると、高校入学後、数カ月間で引き締まった体に変身するという。 取材当日は試合前ということで軽めのメニューだったが、腹筋、ダッシュなど30分ほど、みっちり汗を流していた。 ...
限られた環境の中で着実に進化。 8年ぶりの夏勝利へ手応え 1973年夏に県準優勝の実績を持つ古豪・静岡北。 近年は夏の大会で7年連続初戦敗退となっているが、チームは着実に進化している。 (取材・栗山司) ■ 部員数が増えて競争意識が高まる 1963年に創立と同時に野球部が創部。 前身の静岡自動工業時代には、袴田英利(元...
上村敏正監督が「とにかく声だけはよく出している」と評価するのが捕手の山本大輔だ。 「上村先生の求めている野球で甲子園に行きたかった」と聖隷クリストファーに入学。 レギュラーではないが、「声でチームを盛り上げたい。 それが自分の役目だと思っている」と、練習や試合で気づいたことを口に出す。 聖隷クリストファーの選手たちは、...
聖隷クリストファー・上村敏正監督 「能力に頼る野球ではなく、頭とハートを使った野球を高めている。 新チームになり、言ったことは2つ。 一つは『やり過ぎてもやり残さないように』。 もう一つは『好感が持たれる人間になろう』。 秋の大会はベスト4まで進出したが、最後はここ一番で力を出すことができなかった。 そのここ一番で力を...
今秋大会県ベスト4進出。 意識改革浸透、いざ聖地へ 上村敏正監督就任3年目、着々と力を蓄える聖隷クリストファー。 選手たちは「頭とハートを使う野球」で悲願の初甲子園を目指す。 (取材・栗山司) ■ 頭とハートを使う野球 取材当日、午後3時半から練習が始まるということで聖隷クリストファーの野球専用グラウンドに向かうと、選...
東海大相模・門馬敬治監督 「準決勝の敗戦は良い教訓」 「負けてしまったのは、力がなかったから。 守備のミスに関しては、神奈川予選からその要素はあったが、それが出ないままここまで来ただけ。 選手たちには教訓になったはずだ。 負けたことで、攻守の課題がはっきりとなったので、その課題をクリアしていく。 この負けをどう受け止め...
関東ベスト4で選抜当確。 準決勝敗退は来春への「宿題」 秋季関東大会に出場した東海大相模が1回戦・駿台甲府戦、準々決勝・習志野戦で快勝しベスト4へ進出した。 準決勝では健大高崎(群馬3位)に敗れたが、来春の選抜出場が確実となった。 ■ 駿台甲府、習志野を撃破し4強 神奈川県予選を圧倒的な強さで制した東海大相模は、選抜出...
普通のことはやりたくない。 試行錯誤の連続で高みを目指す 2018年からチームを率いる中田直輝監督の下、県立野球部が様々な創意工夫を凝らした練習法で成長を遂げている。 (取材・大久保泰伸) ■ できるようになるために けたたましい大音量がグラウンドに響き渡る。 スピーカーから流れるのは、甲子園のアルプススタンドのような...
キャプテン辻岡拓磨は、4番打者の代役を任された。 「自分は満足する成績が残せなかったが、周りが頑張ってくれて県大会でも勝てた」(辻岡)。 生涯初めてというキャプテンは悪戦苦闘の毎日だが、「冬場にしっかり体づくりをして、ホームランを打ちたい」と、自覚は十分だ。 秋・背番号「1」の久永涼介は、チームで唯一のサウスポー。 角...