【前橋育英】プロ注目スラッガー 皆川岳斗(3年=中堅手)#前橋育英

皆川岳飛(新3年=中堅手)

走攻守 規格外の次世代スラッガー
プロ注目、今秋のドラフト候補

破壊力としなやかさを兼ね備えた次世代スラッガー皆川岳飛(新3年=中堅手)。

兄は、2017年に前橋育英で甲子園出場を果たした皆川喬涼投手(中央大4年)。兄の背中を追って前橋育英の門を叩いた岳飛は、今年、主将としてチームを牽引し、夏甲子園出場を目指す。その先には、夢だったプロの世界が見えてくる。

 

兄の背中を追ってきた

—兄・喬涼さんは甲子園に出場した。甲子園観戦に行ったのか?  

「そのとき自分は中学生だったのですが、兄のピッチングを甲子園のアルプススタンドで観戦しました。自宅では見られない、相手に向かっていく強気な一面が見られて、大きな刺激になりました。兄ですが、目標にすべき存在だと強く感じました」


—前橋育英を選んだ理由は?
 

「兄がここで成長する姿をみていましたし、自分の夢に近づけると思ったからです。強いチームで、自分の力を試したいと思いました」

—前橋育英で成長できた部分は?

「競争が激しく、大事な試合が続く中で、メンタル的に強くなれたと思います。自分は、前のチームから試合に出させてもらっていたので先輩たちから学ぶことも多かったと思います。自分の経験を、みんなに伝えていきたいと考えています」


—ポジションは?  

「中学校のときは内野をやっていました。高校生になってからはセンターがメインで、状況によってピッチャーをやっています。兄も、外野とピッチャーをやっていたので、その影響が大きかったと思います。センターだとグラウンドの全部が見渡せるので、みんなに声をかけられますし、後ろから支えるのが自分の役割だと思います」


—どんなバッターを目指しているのか?  

「ライト方向だけではなく広角に打てるバッターになりたいと思っています。逆方向にホームランを打つのが理想だと考えています。アウトコースでも、当てにいかずフルスイングできるようになりたいです」


—好きな選手は?  

「小さいころからイチローさんが好きです。小さいころはフォームを真似していました。自分とはスタイルが違うのですが、イチローさんのバッティングは理想だと思っています。いつも動画などをみてバッティングのヒントにしています」


—高校通算本塁打は何本?  

「高校2年の秋までで12本でした。去年はコロナで試合も少なかったですがこの数字には満足していません。この冬はバッティングに力を入れてきたので、今シーズンだけで30本は打ちたいと思います。最低でも高校通算40本までいきたいです」

 

キャプテンとして挑む全国制覇

—このチームのキャプテンになったときの心境は?  

「荒井監督から指名していただきました。自分は前のチームから試合に出ていましたし、自分が引っ張っていくという強い気持ちでキャプテンを引き受けさせてもらいました。中学時代から前橋育英でプレーしたいと思っていましたが、実際に練習することでこのチームの素晴らしさを実感しています。自分がキャプテンになって、2013年夏以来2度目の全国制覇を成し遂げたいと思います」


—昨夏の独自大会をどう振り返っているのか?  

「負けた悔しさはもちろんありましたが、先輩たちが作ってきた連覇をつなげなかったことが申し訳ないと思いました。ただあの敗戦から学んだことは多かったと思うので、それを同期の選手や、後輩たちに伝えていかなければいけないと思います。須永前主将は、言葉以上に背中で見せてくれていたので自分もそういうキャプテンにならなければいけないと感じました」


—荒井監督から教えてもらっていることは?  

「『1対80』ではなく、『1対1』が80通りだと教えてもらっています。自分もキャプテンとして『1対1』の全通りを目指したいと思います。自分もチームメートに話すときは、それぞれに話すように心掛けています」


—これからの目標をお願いします。  

「このチームで勝ちたいという思いが強いです。本当に良い仲間なので、どんな状況になってもみんなで這いつくばって、チャレンジャーとして戦っていきたいと思います。この代の選手たちと甲子園に行って、全国制覇したいと思います」

 

PROFILE
皆川岳飛 みなかわ・がくと(前橋育英高校3年)  館林四中(軟式)―前橋育英。走攻守三拍子揃ったプレーヤー。ポジションは中堅手と投手。憧れの選手はイチロー。

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