【日大二】「N.を描く 〜第2章〜」

秋都大会で33年ぶりの4強進出
文武両道野球部、2024進撃の予感

日大二が秋都大会で佼成学園、二松学舎大附を撃破して33年ぶりのベスト4進出を果たした。その戦いと姿勢が評価されて21世紀枠候補校に推薦された。

■夏場に38試合のオープン戦実施

日大二が今秋に快進撃をみせた。田中吉樹前監督が今年3月で勇退し、教え子でコーチだった齊藤寛文新監督が就任。夏は5回戦(ベスト16)で惜敗となったが、新チームで迎えた秋都大会は技術・執念・ベンチワークによって強豪を次々と撃破してトーナメントを席巻してみせた。前チームは、佐藤慎平主将、崎山航輝らタレントが集まっていたが、新チームは総入れ替わり。突き抜けた選手がいない中でのスタートだったが、実戦を重ねるたびに強くなっていった。齊藤新監督のプランによって夏休み中に関東の強豪を中心に計38試合を決行。選手たちはオープン戦での課題を克服し秋大会へ挑んだ。

■佼成学園、二松に勝利しベスト4へ

2回戦の相手は優勝候補の佼成学園となったが、選手たちに気負いはなかった。エース鈴木勝也(2年)が縦横緩急を活かしたピッチングでロースコアの投手戦へ持ち込んだ。0対1で迎えた9回に細野龍之介(2年=内野手)の三塁打を皮切りに同点に追いつくと延長タイブレークの10回に鈴木悠太(2年=外野手)の犠飛で勝ち越し。エース鈴木が10回裏の相手攻撃を無失点で抑えて2対1の延長逆転勝利。準々決勝の二松学舎大附戦もエース鈴木が好投し延長10回まで3失点で耐えると、サウスポー宮村笑琥(1年)が11、12回を抑えて延長12回の激戦を4対3で逃げ切った。都屈指の大型打線・二松学舎大附を抑えたことは大きな収穫となった。準決勝は創価に屈したが33年ぶりのベスト4進出となった。

■「日本一の報・連・相」を目指す

チームスローガンは「N.を描く」。一丸となって上昇気流を描くことを意味する。新生・日大二は、齊藤監督就任後にグラウンド、部室などの整理整頓を徹底。選手それぞれの持ち場を決めてクリーンアップ作戦を実施。主砲・小林大誠(2年=外野手)は「持ち場をキレイにすることが野球につながっている」と話す。チームはさらに学校生活・部活動での「報・連・相」を重要視、「日本一の報・連・相」を目指すという。齊藤監督は「日本一の選手にはなれなくても、『日本一キレイな野球部』、『日本一の報・連・相』は意識しだいで達成できる」と説く。樋口結主将(2年=外野手)は「秋はベスト4になったが準決勝では創価に力負けしてしまった。心技体を鍛えて春、夏にもう一度チャレンジしていく」と2024年へ向かう。新生・日大二は自分たちの可能性を追求し、過去を超えていく。

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