滑らかなオーバースローのフォームから最速140キロ超のストレートを投げ込む本格派右腕。

カーブ、スライダー、シュート、カットボールなど変化球も多彩。

決め球はチェンジアップ。

館林ボーイズ(館林四中)時代は、セカンドが定位置で、投手としては2番手で投げる機会は少なかった。

藤田慎二監督から投手として声を掛けられて白鴎大足利入学を決めた。

1年生大会で優勝するなど期待の代だったが、甲子園大会が中止になった。

「代替大会は自分の力のすべてを出したい。甲子園という目標がなくなり不完全燃焼なので、大学でも野球を続けて力を試したい」。

未完のエースは、夏そして将来を見つめている。

172センチ89キロの体をフルに活かしたスイングで打球を大空へ飛ばす「ハクアシのドカベン」。

コロナ期間のトレーニングで破壊力はアップ、代替大会では不動の4番としてチームを勝利に導くはずだ。

2020年8月号掲載

おすすめの記事