相模原・佐相眞澄監督
「いいサイクルが出来上がっている」
「引退した3年生たちには感謝の気持ちしかない。
『ありがとう』と言いましたし、『明日からは受験の全国大会を頑張れ』と言いました。
彼らが野球から勉強に切り替えた時の集中力はすごい。
受験に大事なのは時間の管理と短期目標の設定だと思いますが、それは普段の練習から常にやってきたこと。
小学校から中学校と勉強の中で集中力を養ってきた子たちが、その集中力を高校野球に生かして、さらに野球を続けた中で高めたものが、今度は受験に生かされる。
いいサイクルが出来上がっている。
野球でも受験でも、先輩たちがこれまで作って来てくれたものは大きい。
それを今の2年生、1年生たちも継承してもらいたい」
【監督プロフィール】
1958年生まれ。神奈川県出身。
法政二高-日体大。
大学4年時に明治神宮大会優勝。
相模原市内の中学校で野球部監督を務め、いずれも全国大会に導く。
2005年に県立川崎北高に着任し、07年秋に4強入り。2012年から県立相模原で指導。
再任用が決まり、最短でも65歳までは監督を続ける見込み。
「打撃の伝道師」として著書、DVDも発売している。