
安田学園が東東京大会4回戦でシード共栄学園を11対1の6回コールドでくだしてベスト16進出を決めた。
巨人・阿部慎之助監督の母校で2013年選抜出場の実績を持つ安田学園が、2023年夏甲子園出場のシード共栄学園を破って6年ぶりの5回戦進出を決めた。
安田学園は先発の左腕・高比良共祐が2回に1点を与えたものの、低めを丁寧に突くピッチングで強打・共栄学園打線を抑えてイニングを進めていった。
4回に永井陽のタイムリーと、高比良共祐の犠飛で2点を奪い逆転に成功すると、6回に打者13人6安打の猛攻で一挙9点を奪って、6回コールドで押し切った。
9番・鈴木雄大、1番・佐原 丈慈の2点タイムリー二塁打、4番・増田光太朗主将の2点タイムリー三塁打で次々と得点を積み上げた。
「みんなが作ってくれたチャンスで打つことができて良かった」(増田主将)
秋季大会では2回戦で共栄学園に敗れていたがリベンジを果たした。守備では捕手・長澤洋輔が二度の盗塁を阻止して流れを引き寄せた。
會田勇気監督は「秋に(共栄学園に)負けて選手たちは悔しい思いをしてきた。チームの成長を結果で示してくれた。今日の打線は、出来すぎだが、神宮球場という最高の環境で、最高のゲームを見せてくれた」と目を細めた。
(2025.07.18)