
八王子実践 新たな歴史
初の甲子園で選手が堂々とプレー
八王子実践の名を聖地に刻む
八王子実践が甲子園の舞台に立った。西東京大会を制して甲子園初出場を決めたチームは1回戦で鳴門渦潮(徳島)と対戦し1対2で惜敗したが、堂々たるプレーで聖地に名を刻んだ。
2年半の成長を大舞台で発揮
「うまくいかないときもあるが、“いい顔”で野球をしよう!」(河本ロバート監督)。八王子実践は、甲子園の舞台でも自分たちの野球を貫いた。初戦の鳴門渦潮戦で、エース塚原翔太が先発のマウンドに立った。チームを牽引する絶対エースは、伸びのあるストレートと伝家の宝刀ドロップカーブを駆使して相手打者と対峙。2回に犠飛で1点を先制されたが、3回のピンチで二者連続三振を奪うなどイニングごとにギアを上げて追加点を許さなかった。塚原は、聖地のマウンドを楽しむかのような“いい顔”をみせて、圧巻のピッチングを披露。9回を散発5安打に抑え、八王子実践での2年半の成長を大舞台で示した。
「歴史を変えよう」がチームの合言葉
ゲームは白熱の投手戦となり0対1で9回まで進んだ。このまま終わるわけにはいかない。八王子実践は、9回表にムードメーカー櫻泰成がライト前ヒットで出塁し執念をみせた。二死二塁のシーンで、河本監督は代打の切り札・金子侑樹を打席に送った。ベンチで出場機会を待っていた金子はカウント3−2からの6球目を強振。打球はライト前への強烈な一打。二塁の櫻がホームに生還して同点とした。金子は一塁ベース上で二度、三度、拳を握って喜びを爆発させた。1対1でゲームは延長タイブレークへ突入。10回裏に1点を奪われてサヨナラ負けとなったが選手たちはすべての力を出し切った。「この選手たちと一緒に野球ができて良かった」(河本監督)。「歴史を変えよう」がチームの合言葉。選手たちはこの夏、新たな歴史をつくった。






