数学教師の柴田監督が実践するのが「選手に考えさせる野球」。その一環として行なっているのが、練習試合などのスコアシートを選手全員に配り、1球1球を振り返る作業。白黒でコピーしたものを使用し、その時々の投球心理やポジショニングなどを話し合い、赤ペンや蛍光ペンを使って書き込んでいく。課題解決が狙いで、思考力を高める効果もあるという。キャプテンの寺薗は「試合でベストな選択ができるようにやっている。みんなで話し合うことでいろいろな意見が出るし、書き残すことで記憶に残りやすい」と効果を実感している。 2019年5月号掲載