鷺宮は週2日、学校内のウエイトルームで筋力トレーニングを行っている。選手たちは、グループに分かれて意欲的にメニューを消化していく。チームは秋都大会に進出したが、長打が少ないという課題が残った。これからは単打を、長打にする作業が求められる。杉山真司監督は「年間を通じて取り組むことで体が大きくなってきている」と話す。都立な...
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- 東京版 | 月刊高校野球CHARGE! - Part 76
東京版の記事一覧
普段の練習は、府中市若松町にある『内海・島岡ボールパーク』の第二グラウンドで行う。敷地内には東京六大学に所属する明治大野球部の寮と全面人工芝の球場もあり、ここ数年は毎年、年末に大学生たちが実家に帰る時期を利用して4泊5日の合宿を実施。1日2000スイング。朝から晩まで野球漬けの生活を送る。「この合宿が一番しんどい。でも...
明大中野八王子は秋都大会後に、チーム強化のミーティングを重ねた。チーム目標を再設定するとともに目標達成のためには何が必要かを、選手たちが考えたという。椙原貴文監督は「秋の結果を春・夏につなげていくためには、選手自らが考えなくてはいけない」と自立を促す。建設的な意見交換がチームの意識を変えていく。 2019年12月号掲載...
野球の基本である「捕る、投げる」を鍛えるために行う「ボール回し」を、定期的にストップウォッチでタイム計測。4カ所のベース間を素早く送球して1周。甲子園出場校レベルが10周52秒。チーム目標を53秒に設定しているが、現在の最高タイムは58秒。「10周40本連続でつなげるのも難しい状況。それだけでも強豪チームとは差がある」...
JR目黒駅近くにある目黒日大。練習は学校敷地内の運動コートのほか、埼玉県所沢市の日大芸術学部グラウンドや神奈川県海老名市の海老名球場などで行っている。選手たちは授業終了後、専用マイクロバスで移動し広いグラウンドで練習に励む。木川卓見監督は「学校の協力によって広い球場で練習することができている」と話す。練習には定期的に救...
明星は今夏の新チーム始動から「野球ノート」をスタートした。2年生は自主提出、1年生は必須。竹越稜コーチは「日々の練習や試合を振り返ることが考える力につながっていく。ノートをしっかりと書いている選手は、着実に伸びている」と効果を話す。明星は「野球ノート」で強くなる。 2019年11月号掲載...
啓明学園部室には、芦沢真矢監督が毎年元旦にしたためる「メッセージ色紙」が掲示されている。「弱気は最大の敵」「五分前完結」「気配り目配り」などの言葉が所狭し、と並ぶ。選手たちは、これらの言葉を胸にグラウンドへ飛び出していく。 2019年11月号掲載...
チームはスマートフォンのコンディションアプリを用い、部員の体調管理を行っている。部員は個々の体調などを入力し、和泉監督など指導陣が逐一チェックしている。練習スケジュールの変更連絡もでき、大切なコミュニケーションツールとなっている。「自分の記録にもなりますし、振り返ることができるのは大きいです」と和泉監督。「野球日誌のデ...
国士舘野球部伝統の走者を付けてのシートノック。チームを守備と走者の2組に分けて、限りなく実戦に近い状態で、「走者」と「守備者」の両方が、最善の打球判断、状況判断を身につける。ノック役の池田コーチの「合格」が出るまで延々と続き、30分の予定が2時間に及ぶことも。国士舘伝統の機動力の秘密は、徹底的に鍛え上げられた「判断力」...
夏を経験した選手が多く残っているが、そのまま強くなるほど野球は簡単ではない。大事なのは、選手たちが甘えを排除して、自分の意志でこれまで以上に練習できるか。仲良しチームでは勝てないので、互いに切磋琢磨しながら、勝利にこだわってほしい。甲子園に行くには本気にならなければいけない。 2019年11月号掲載...
「しつもんメンタルトレーナー」の肩書きを持つ平岩監督の妻・由子さんの指導の下、2016年から導入したミーティング。教室で全員が輪になって座り、毎回テーマを決め、自分の考えを書き、伝え合う。「それぞれがどう考えているかを知ることが大切。実際に話さないと分からないですし、それは指導者も同じ。指導者と選手との温度差をなくすた...
練馬は、「目配り」「気配り」「手配」の「三配」を課題として、野球選手としてだけではなく人間的な成長を目指す。自分の立場、環境を理解して、行動に移すことが求められている。 2019年10月号掲載...