2019年秋の台風で学校浸水。 グラウンド復旧直後にコロナ禍 昨秋大会後の豪雨により校舎や校庭が浸水した栃木工。 選手たちは、地域、学校、保護者の力を借りてグラウンドを復旧させたが、本格的に練習を始めた矢先に新型コロナウイルス禍によって活動が止まった。 選手たちは、仲間たちと共に夏の代替大会へ臨む。 2020年7月号掲...
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- 2020年7月号 | 月刊高校野球CHARGE! - Part 2
2020年7月号の記事一覧
2019年10月の台風で被害を受けた栃木工は、浸水被害当時の写真をバックネット裏に掲示した。「栃木工業野球部復興までの歩み」と題して、グラウンド浸水や復旧の様子などを収めた写真約30枚が並ぶ。日向野久男監督は「多くの方々の協力でグラウンドが復旧したことを次世代へ伝えていかなければいけない」と話している。2020年7月号...
前橋育英の2020年のチームテーマは「我武者羅」。王者のプライドを捨てて、ガムシャラに練習に励み、屈強なフィジカル、技術、チーム力、人間性を構築していた。今年の甲子園は幻となったが、「我武者羅」というスローガンは選手たちの心にしっかりと刻印されている。2020年7月号掲載...
昨夏からマスクをかぶる強肩強打キャッチャー。 迫力のスイングと、しなやかな送球は世代屈指。 昨夏も4番に座り、4年連続甲子園出場の立役者となると、聖地を経験。 新チームからは主将を任された。 秋大会では県準優勝で関東大会へ進んだが、選抜切符をつかむことはできなかった。 春、夏のリベンジへチームを牽引していたが、5年連続...
2013年全国制覇時を彷彿とさせる雰囲気。 須永主将ら3年生、代替試合へ真剣勝負 今年の前橋育英は燃えていた。 選抜切符を逃した悔しさを糧に切磋琢磨したチームは、2013年全国制覇時を彷彿とさせる雰囲気を醸し出していた。 5年連続夏甲子園を狙った3年生たちは、そのタスクを後輩たちに託して最後の代替大会へ挑む。 2020...
平塚江南にはチームを引っ張るキャプテンと、部室の管理など学校関係の仕事を行う部長が存在する。 部長の高橋宥大(3年=写真右)は、真面目な性格でナインの信頼も厚い。 エースの村松拓馬(3年=写真中央)はスライダーが武器の左腕。 「この冬は右打者へのインコースのストレートを磨いた。マウンドであの投手は怖いなと思われるぐらい...
平塚江南・鈴木健太監督 「野球という競技を通して、人間的に成長してもらいたい。 足りない点ももちろんあるが、部活がそれを克服できる時間になればいい。 常に言っていることは、出会った仲間を大切にしなさいということ。 キツい練習を一緒に頑張った仲間とは5年後、10年後でも付き合いは続くもの。 もうひとつチームに根付いている...
平塚江南は、ここぞのタイミングで「全員ノック」を実行する。チーム全員が内野の守備位置に付き、ノッカーから放たれる打球をひたすら処理する。鈴木健太監督は「声を出せないチームだったので、みんなで声を出して励まし合おうというところから始めた練習」と説明する。「日常的なメニューではなく大事だと思う時にやる。最後の練習も全員ノッ...
市ケ尾・菅澤悠監督 「技術がなく団結力で勝負した秋、信じられないレベルで野球がうまくなった冬、我慢した春、そして真価が問われる夏。 本当に野球がうまくなった。しかし成長したのは野球だけではない。 これまでの学びすべてを駆使して新型コロナすら成長の糧にしよう! そして最後にどのチームにも負けない笑顔で野球を楽しもう! L...
難病を患った仲間のために。 夏に大きな花を「咲」かせる 好投手を擁して2016年にベスト16進出を果たすなど、近年は平塚の公立校として健闘が目立つ平塚江南。 新チームが始動したばかりの昨秋、ナインに衝撃が走った。 2020年7月号掲載 (取材・大久保泰伸) ■ 予期せぬ病の発覚 秋大会直前の8月だった。 キャプテンとし...
市ケ尾は、練習中にそれぞれが「全力疾走」を心掛ける。練習メニューの合間の移動を始め、雑用でも選手たちは気合を入れて、全力で突っ走る。全員の全力疾走が、己の心身を鍛え、勝利へつながっていく。2020年7月号掲載...
2018夏ベスト16の県立ダークホース。 「緊張感」と「楽しさ」が両立するグラウンド 近年、着々と力を伸ばす県立ダークホースの市ケ尾。 2018年夏の北神奈川大会ではベスト16、2019年秋には3回戦へ駒を進めた。 ここには野球が好きな選手たちが力を蓄える土壌がある。 2020年7月号掲載 (取材・伊藤寿学) ■ 普通...